こんにちは、あすかです!
本日は『ペーパーマリオRPG』をクリアしたので感想(レビュー)になります。
プレイ前から分かっていましたが安定感抜群の面白さがありました!私はゲームキューブ版をクリアしていましたが、正直ほとんど覚えていなかったのでほぼ新作気分で楽しめました。
原作が発売されたのは20年も前ですが、去年発売された『マリオRPG』のように大きな変化はなく、あくまで元の作品の面白さをそのままにシステムやUIを今風にブラッシュアップしています。
ゲームとしては現代風に上手くリメイク出来ていましたが、いくつかの点でゲームキューブ時代の洗練されていないシステムも残っており手放しで褒められない箇所もありました。
しかし、今作から初めてプレイする人にとっては新作と言ってもおかしくない素晴らしい出来であり、ゲームの楽しさを心から思い出させてくれたような気がします。
「楽しい」が詰まったおもちゃ箱のようなゲームです🎵
あすかの総合評価 | |
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満足度: | |
ストーリー・キャラ | |
世界観・デザイン | |
システム・UI | |
サウンド・BGM | |
グラフィック | |
ボリューム・やりこみ | |
プレイハード | Switch |
難易度・クリア時間 | 易しい・22時間 |
惜しい点もあるが、全体的に進化した良リメイク |
作品概要
メーカー | 任天堂 |
発売日 | 2024/05/23 |
価格 | ¥6,578 |
ジャンル | アクションRPG |
対応機種 | Nintendo Switch |
2004年にゲームキューブより発売された『ペーパーマリオRPG』のリメイク作品です。
冒頭でもお伝えした通り原作から大きな変化はありませんが、グラフィックやシステム周りが大きく向上しており今風に遊びやすくなっています。
ペラペラの紙であることを活かした様々なアクションは子供心をくすぐること間違いなしです。
マリオストーリーから続くペーパーマリオシリーズは任天堂らしくないブラック要素やメタ要素も豊富な点が特徴です。
子供ももちろん楽しめる本作ですが、こういった要素は大人がニヤリとできるものが多いです。
戦闘はタイミングよくボタンやスティック操作をすることによるコマンドアクションバトルです。ほぼ全てのコマンドにアクション要素があるので、通常戦闘でも退屈せずに最後まで遊ぶことができます。
ゲームとしての難易度はかなり低めなので、ストーリーをクリアするだけであればアクションが苦手な人や子供でも十分にクリアできる難易度となっています。
逆にゲームに慣れているプレイヤーは簡単すぎて物足りなさを覚えるかもしれません。
子供がプレイするには歯応えあるちょうど良い難易度です。
またペーパーマリオRPGは64で発売されたマリオストーリーの続編ですが、ストーリーは繋がっていないので前作をプレイしていなくても問題なく楽しめます。
しかし前作をプレイした人には嬉しいイースターエッグが所々に散りばめられています。
老若男女楽しめるまさに任天堂らしいゲームですね!
良かったところ
絵本のような様々なロケーション
ストーリーは7つのスターストーン集めるために世界中を冒険することになりますが、行く先々のロケーションが全て絵本のようにきれいで可愛く出来ているので、次はどんなロケーションなんだろうとずっとワクワクしていました。
またストーリーもRPGらしいドラゴン退治があったと思えば、ミステリーを思わせるような列車での事件に巻き込まれたりと、本作だけで様々なジャンルの物語を楽しめることができます。
敵と戦い続ける闘技場や、ホラーな雰囲気の寺院など多種多様!
バッジを駆使した楽しいバトル
本作の戦闘はバッジを使用したシステムが特徴的です。
バッジをつけることにより、新しい技が使えたりバトルが有利になる効果が発動できたりします。
バッジをつけるためにはB P(バッジポイント)が必要になるのですが、この限られたバッジポイントをどのように組み合わせるか考えることがとても楽しかったです。
私はバッジが大好きなのでBPばかり優先して伸ばしていました!
ユーザビリティ(遊びやすさ)の増したシステム
20年越しのリメイクとなる本作ですが、GC時代からは様々な点で進化しています。
私が特に感じた大きな改良点は2つあり、1つ目は全てのワールドにショートカットできるようになったことです。
依頼などを進める際に各村をたらい回しにされたりすることがありますが、原作ではこのショートカットが一部しかなかったので、移動にかなり時間がかかった記憶があります。
これだけでもかなりありがたいシステム追加です
2つ目は『なかまリング』というボタンひとつで仲間を切り替えられるシステムです。
フィールドでは仲間の固有アクションを駆使して進めていくことが多いので、仲間を頻繁に切り替える必要があります。
元はいちいちメニューを開いて変えていましたが、今作ではボタンひとつで簡単に切り替えることができるのでテンポが非常によくなりました。
イマイチだったところ
テンポが悪い箇所が多い
GC版から大きく進化した本作ですが、テンポの悪い箇所がいくつか残っています。
一番気になったところはメッセージ表示速度が遅いということです。
今作はアドベンチャーパートも多いので会話が多いです。しかも演出の一つでキャラクターがペラペラ喋り続けてマリオが退屈して寝るという演出が多々あるのですが、メッセージ表示速度が遅いので◯ボタンを連打して読み進めていくことが非常にテンポが悪く結構ストレスを感じました。
テキスト一括表示設定が出来て欲しかった。
またGC版でもそうでしたが歩くスピードも遅いです。
一応中盤で仲間になるチビヨッシーの固有アクションで移動が速くなりますが、これぐらいの速度をマリオが常時できるぐらいにしておいて欲しかったです。
折角かわいい仲間がたくさんいて色々連れて歩きたいのに、歩くスピードが遅いせいでほぼ常にチビヨッシーを連れて歩くことになる人が多いと思います。
かわいい仲間がたくさんいるのに勿体無いポイントですね
依頼が一つしか受けられない
これもテンポの悪さの一つではありますが、サブクエストである依頼が1つしか受けられません。
こればかりは本当に謎で、GC時代ならまだしもリメイクした今なら何個でも並行して受けられるようにして欲しかったです。
各町を行ったり来たりすることが多く同じエリアで複数クエストが存在することもあるので、いちいち依頼ごとに掲示板に戻って報告するのは移動が遅いことも相まってかなりキツかったです。
後半の依頼はほぼスルーしてました。。。
まとめ
いかがだったでしょうか!
去年発売されたマリオRPGに続いての過去の名作マリオリメイクとなった本作ですが、同じように大きな変化はないものの全体的に大きくクオリティアップしており、その本質は20年経った今も全く色褪せない面白さがありました。
この記事を書いている今はやり込み要素である「100階ダンジョン」もクリアし、新たに追加された裏ボスも倒したので、ほぼ全て楽しみ尽くせたかと思います!
そこまでプレイしてもプレイ時間は25時間程度だったので、割と手軽に遊べる面白いゲームだと思います。
初めてプレイする人はもちろん、GC版プレイ済みの人でも様々な点で進化して遊びやすくなっていたので、誰にでもお勧めできる一作となっていました。
大半の人は面白いと思えるような丁寧な造りのゲームなので、気になっている人は是非プレイしてみてはいかがでしょうか!
ではまた!あすかでした〜!