
こんにちは、あすかです!
今回はサイコロでデッキ構築をするローグライクゲーム『Die in the Dungeon』をSteamで一通り遊んだので、その感想とレビューを書いていきます。
まず最初に感じたのは、このゲーム難しい…ということです。初見クリア余裕でしたと言いたかったのに4周目でようやく初回クリアできたぐらいです。
数多くあるデッキ構築型ローグライクの中でも高難易度で、じっくりと計算しながら戦うタイプのゲームでした。

ゲームの特徴として、デッキの中身が「サイコロ」で構築されています。この点は以前プレイした『Astrea』というゲームを彷彿とさせますが、本作では振ったサイコロをボード上に自由に配置してシナジーを生み出すというユニークな要素があります。
アーリーアクセスのゲームですが、現時点でも完成度は高く十分に遊べる作品だったので、我こそはというデッキ構築ゲー強者の方がいればぜひプレイしてみてほしいと思います。

慣れてない人は一周クリアするのも大変だと思います…!
あすかの総合評価 | |
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満足度:79点 | |
ストーリー・キャラ | |
世界観・デザイン | |
システム・UI | |
サウンド・BGM | |
グラフィック | |
ボリューム・やりこみ | |
プレイハード | SteamDeck |
プレイ時間 | 20時間 |
作品概要

開発 | ATICO Games |
リリース日 | 2025年2月22日 |
価格 | ¥1,500 |
ジャンル | デッキ構築ローグライク |
対応機種 | Steam |
本作はデッキを構成する要素がダイスになっており、ダイスをボード上に自由にセットし、実行することでターンが進むターン形式の戦闘になっています。
単純な攻撃や防御ダイス以外にも、離れたマスの効果を強化する「ブーストダイス」やボードのマス自体に+値効果を与える「地形ダイス」など、様々な特性を持ったサイコロを駆使しながら進んでいきます。

敵がそのターンに与えてくるダメージは事前に分かるため、それを踏まえてサイコロをうまくセットし、攻撃と防御をバランス良く行っていくことが重要になっています。

ダメージは極力受けない方がいいタイプのゲームだ!

サイコロには特殊効果を付与することもできます。使用後もボード上に残り続ける「ヘビー」や同じタイプのサイコロがボード上にあると効果が上がる「パック」、ボードにセットした瞬間に効果を発動する「フラッシュ」など、効果の種類は約15種類ほど存在します。
サイコロ自体も30種類以上存在し、こうした多彩なサイコロ✖️特殊効果の組み合わせを試行錯誤しながら自分なりの最適なシナジーを見つけ出すことが非常に面白かったです。

他にも、地形効果でブーストしておいたマスにヘビー付きのブロックダイスを置くことで、強化されたブロックがターンをまたいで効果を発揮し続ける、というような戦略も可能です。

高い自由度と歯応えのある難易度
どのサイコロを獲得するか、どのような効果を付与するか、そしてどのレリック(遺物)を選択するかなど、デッキ構築の自由度は高く、構築系ローグライクの熟練プレイヤーにも満足できる歯応えになっていると思います。


レリック(遺物)も「盤上の目が全て偶数の場合」や「サイコロの面の値が全て同じ場合」などサイコロに因んだものが多く面白かったですね。
ゲーム進行はルートを選択してショップやイベントタイルを踏み、デッキを強化しながら進むデッキ構築系のゲームではお馴染みの形式です。

鍛冶屋やショップではサイコロの目の配分を調整したりサイコロ自体の値を強化したり、特殊効果を持つ遺物を購入することが可能になっています。

プレイ時間とボリューム
チャプターは全部で3つあり、それぞれの最奥に待ち構えるボスを倒すことで次のチャプターへ進みます。

1周のプレイ時間はこのジャンルのゲームとしては比較的長く、慣れない最初の頃は2時間近くかかりました。
プレイアブルキャラはアーリーアクセスの現時点で3人(3匹)です。一周クリアすると敵が全体的に強くなるD1に挑戦でき、難易度はD6まであるようです。


私はまだD2クリアしただけ。。いやほんと難しいんだって!!
手札事故による即死
全体的にゲームの完成度は高く満足度も高いのですが、唯一気になった点として挙げられるのが「手札事故による1ターンキル」です。
もちろん手札を引くタイプの構築系ローグライクでは多少の運要素は当然他のゲームにもあります。

例えば5枚の手札を引いたとして、それらが全部補助系のものだったらそのターンは無駄になっちゃいますよね。
私が今までプレイした他のデッキ構築系のゲームでも当然そういうことは起こり得ていましたが、『Die in the Dungeon』の場合、この「事故った1ターン」が致命的になります。
その理由は敵の火力がかなり高めに設定されており、ブロックすることが前提の設計になっているからです。

主人公であるカエルくんの初期HPは20と少ないにもかかわらず、ゲームが進むにつれて敵の攻撃力が急激に上昇し、一度の攻撃で40〜50という致死量のダメージを与えてくることも珍しくありません。
そのため、ブロック用のサイコロが引けない手札事故が起きると即座にゲームオーバーになってしまう状況が多々あり、そこに関してはストレスを感じました。

もちろん対策としてブロック用サイコロを多くデッキに組み込んだり、サイコロに追加ドロー効果を付与したりもできますが、どうしても事故の可能性を完全には排除できません。
プレイ時間が長く、頭もかなり使うゲームであるだけに、終盤で事故死すると精神的なダメージも大きかったです。
まとめ

いかがだったでしょうか!
多少の不満点はあるものの、戦略性の高さと構築の自由度がとても魅力的なゲームでした!
この手のゲームが好きな人は楽しめると思いますが、難易度が高いため、根気よく攻略する楽しさを求めるプレイヤーに特におすすめしたい作品ですね。

ちなみに今回から冒頭の満足度評価を⭐︎形式ではなく点数形式に変えてみました。というの大満足⭐︎5!などのゲームは分かりやすいですが、⭐︎4に関してはその中でもかなりのバラツキを感じていました。
ゲームに対して偉そうに点数付けることに抵抗があったので、フワっとした星形式にしていましたが、「ただの自己満足点だから別にいいか」という雑な言い訳を思いついたので点数にしてみました。
他にも、今までは良いところ/悪いところと分けて書いていましたが、悪いところを紹介して記事が終わるのが嫌だったので少し形式変えてます(結局不満点書いて終わってるけど…。)
『Die in the Dungeon』は先日のゲーム近況で書いていた『クリアしたけど感想レビュー書かずに詰んでいた』五本の中の最初の一つでした。引き続き残りもちまちま書いていければと思います。

ではまた!あすかでした〜!
おまけ
本記事で生成した画像。なんともいえないクリーチャーが爆誕したけど可愛かったので採用。
