こんにちは、あすかです!
今回は先日クリアした『ブラスフェマス』のクリア後レビュー及び感想になります。
まず感想としてはどっしりとした若干古臭いアクションながらも世界観やデザインはとても魅力的で面白かったです!
実はこのゲーム2022年にSwitchで購入したもののプレイ1時間で積んでしまっていました。理由は様々ですが、たしか当時はそこまでゲーム熱がない時期で、全体的に移動が遅いゲームプレイが嫌で積んでしまった記憶があります。
いわゆるメトロイドヴァニア系の2Dアクションとして昨今の同ジャンル作品と比べてしまうと正直見劣りしてしまいますが、宗教色の強いデザインやアートはこのゲームにしかない魅力があります。
見劣りするとは言え2Dアクションとしての基本はしっかりと出来ているので、誰にでも勧められる作品ではありませんが、アートやデザインに興味を引かれた方なら十分に楽しめると思います。
ストーリーはかなり難解なタイプです。
あすかの総合評価 | |
---|---|
満足度: | |
ストーリー・キャラ | |
世界観・デザイン | |
システム・UI | |
サウンド・BGM | |
グラフィック | |
ボリューム・やりこみ | |
プレイハード | Switch |
難易度・クリア時間 | 普通・10時間 |
デザインに魅力を感じる2Dアクション好きならおすすめ! |
作品概要
開発 | The Game Kitchen. |
発売日 | 2019年12月19日 |
価格 | ¥2,750 |
ジャンル | 2Dアクション、メトロイドヴァニア |
対応機種 | Nintendo Switch / | PlayStation / Steam / Xbox
スペインに拠点を置く
The Game Kitchen.の開発した2Dメトロイドヴァニアの横スクアクションです。本作の最大の特徴は、キリスト教をモチーフにした独特な世界観。
全体的に陰鬱で暗い雰囲気が漂い、その中に広がる宗教的なモチーフが印象的です。登場するアイテムや敵キャラクターにも宗教的な要素が色濃く反映されています。
フレーバーテキストとして用意されている伝承が非常に充実しており、世界観を深く掘り下げることができます。この読み物としての要素はストーリーや設定を楽しむのが好きな方にとっては魅力的だと思います。
言い回しなども独特で理解できるかと言われると別問題(笑)
本作はオーソドックスな2Dアクションをベースにしたゲームです。
スピード感よりもどっしりとした重量感のあるアクションが特徴で手応えのある戦闘が楽しめます。武器は剣ひとつのみで、基本的には通常攻撃を振るうのがメインになっています。
派手なアクションは控えめですが、その分シンプルで堅実なプレイ感があります。
とはいえアビリティの要素があるので、ポイントを使ってアクションを拡張することもできます。これにより戦闘スタイルに若干の変化が生まれプレイの幅が広がります。
また、「祈詞」と呼ばれる魔法要素もあります。祈詞はイベントや隠れた宝箱から入手でき、装備を自由に付け替えられることができます。
熱情(MP)を消費して使用でき様々な効果があるので、それらを見つけ出す探索要素も面白かったです。
ゲームプレイは全体的に地味ですが、テキストや登場人物のセリフから世界観の解像度を深めたり考察したりしながらじっくり遊ぶような方にはオススメできます。
そういう私は全く理解できなかったのでそっちの方面は諦め、アートとアクションを楽しむことに振り切っていました…。
良かったところ
宗教色の強い独特な世界観
本作の一番の魅力は、やはりその宗教色の強い独特な世界観です。
宗教的な雰囲気が好きと言っていいのかは分かりませんが、世界観は引き込まれるものがありました。
グロさもありつつどこか神聖さを感じさせるデザインが絶妙
さらにボス戦は大型の敵が多くなかなか迫力があります。アクション自体は必ずしも派手ではありませんが、この独特な世界と2Dアクションの組み合わせは本作ならではの魅力ですね。
探索が楽しい
本作には隠し部屋が多く存在します。隠し部屋には大体宝箱やアイテムがありますが、中身も無駄なものが少なく、大半がイベントアイテムや祈詩など有用なものばかりです。
マップも広すぎず狭すぎない大きさで隅々まで探しながら進むにちょうどよいサイズ感でした。
気になったところ
棘や落下が一撃死なためテンポが悪い
本作の残念な点として、落下や棘罠が「一撃死」扱いなところが挙げられます。
最近の2Dアクションでは、落下してもダメージを受けて直前にリスポーンできることが多いですが、このゲームではセーブポイントまで戻されてしまいます。
さらに敵や罠がいやらしい位置に配置されていたり、吹っ飛ばされて落下するような場面も多いので、ちょっとイライラすることも…。
この仕様はさすがにもう少し遊びやすくしてほしかったなと思います。まあ5年も前のゲームなんで…。
使いづらいマッピング機能
本作のマッピング機能も少し不親切に感じます。メトロヴァニア系でお馴染みの「後で能力を手に入れたら通れるようになるポイント」がたくさんあるのに、それを示すわかりやすいアイコンがありません。
例えば、開かない扉なら扉のマークや、後々足場にできそうな場所を示すアイコンなどがあれば便利なのに、デザインが曖昧でよくわからないものが多いです。
わかりやすいのは人物と宝箱マークぐらい
結局、自分で「青色=〇〇」といったルールを決めてアイコンを設置しておかないと、後々どこに何があったか全然わからなくなります。
ファストトラベルの存在
本作のファストトラベルは、限られた施設間でしかファストトラベルができず数も少ないのが難点です。
ただ、調べてみるとなんとアップデートでセーブポイント間のファストトラベルが追加されたようです。
セーブポイントは数が多く、セーブポイント間でFTできるようになれば移動の不便さはかなり解消されます!
しかしどれだけゲームを進めても開放されないので、流石に移動が煩わしくなり攻略サイトをみると、開放条件が「奇蹟の涙[20,000]の寄付」という、攻略を見ないと絶対に気づけない仕様なのはキレそうになりました。
この寄付ができる教会は序盤からあるのですが、寄付したことにより何が起きるか全く何の説明もないので、20,000もの大量のポイントは普通であれば絶対使用しません。
もしプレイすることを考えている人はこれは真っ先に開放しましょう
まとめ
いかがだったでしょうか!
インディーゲームらしい不親切な点は目立ちましたが、唯一無二の世界観は魅力的で面白かったです。
現在はクリアした勢いでブラスフェマス2をプレイしていますが、上記で書いたような不満点はだいぶ解消されていてかなり好印象ですね。
2は一応ストーリーも1から繋がっているので、興味ある人はぜひセットでプレイしてみてはいかがでしょうか。
ではまた!あすかでした〜!
コメント