こんにちは、あすかです!
今回は『風来のシレン6』を裏神髄まで含め、全てのダンジョンをクリアしたのでレビューしてみようと思います。
最初に私は風来のシレンシリーズは初代から外伝のアスカ見参も含め、全てプレイしているほどのシレンファンです!
前作『シレン5』が発売されたのはなんと14年も前。
もう一つの有名なローグライク『トルネコの大冒険シリーズ』も最後に発売された『トルネコ3』が20年以上前と、ローグライクというジャンルは最早廃れてしまったのかと思っていました。
その折に発売された今作は過去のファンも完全新規の方も楽しめる素晴らしい作品でした!
初心者から経験者まで誰もが満足できる!
あすかの総合評価 | |
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満足度: | |
ストーリー・キャラ | |
世界観・デザイン | |
システム・UI | |
サウンド・BGM | |
グラフィック | |
ボリューム・やりこみ | |
ハード・クリア時間 | Switch・40時間(全ダンジョンクリア) |
シレンシリーズの復活を感じさせる渾身の一作! |
作品概要
販売元 | スパイク・チュンソフト |
発売日 | 2024年1月25日 |
価格 | ¥6,985 |
ジャンル | ローグライク 不思議のダンジョン |
対応機種 | Switch |
『不思議のダンジョン 風来のシレン6 とぐろ島探検録』とは
https://www.spike-chunsoft.co.jp/shiren6/
「不思議のダンジョン 風来のシレン」シリーズ14年ぶりとなる完全新作
入るたびに構造が変化するダンジョンを知識と経験、ひらめきを駆使して踏破する面白さはそのままに、やりこみ要素もさらに充実。手ごわいモンスターや危険なワナなど、シレンの前に立ちふさがるさまざまな障害を、プレイヤーの知恵と経験で乗り越えよう。
シリーズファン待望の14年ぶりの完全新作です!
良かったところ
原点回帰を謳った初代を彷彿とさせる難易度
はじめに今作ですが難易度は結構高めです!
最近のシレンシリーズは新規層に向けてストーリーダンジョンは優しめに作ってあり、脱出の巻物ややり直し草といったアイテムを全て持ったまま拠点に戻るアイテムが序盤から沢山手に入るようになっていました。
これにより倒れたら全てのアイテムをロストするというシレンシリーズの醍醐味は薄れ、ダンジョンを進めて装備を強化し倒れそうになったら拠点に戻るという、どちらかというとRPG的な要素が強かった印象があります。
少しずつ強くなっていく楽しみはありましたよね
しかしシレン6では持ち物を所持しての帰還アイテムはストーリークリアまで一切出現しません。
初代のようにストーリーダンジョンは一発勝負になるんですね。結構思い切ったなと思います。
ローグライク経験者は難なくクリア出来る難易度ですが、初心者はあっさり死ぬ⇨アイテム全ロストを繰り返して、なんだこのクソゲー!となる危険性があるからです。
しかし昔に比べてゲームをするプレイヤー側のスキルは格段に上がっているので、個人的にはこれぐらいの難易度でちょうど良かったかなと思います。
一昔前のゲーム業界は全体的に優しめの難易度で初心者でも簡単にクリア出来るようにという空気感がありましたが、最近は高難易度で歯応えのあるゲームが好まれる傾向になってきていると思います。
そんな時代のニーズに合った作品になっているのではないでしょうか。
圧倒的なテンポの良さと快適なUI
シレン6の良さはココに詰まっていると思います!
ほとんど存在しないロード時間や、冒険におけるありとあらゆる便利機能が備わっており、プレイしていて圧倒的なテンポ感の良さがあります。
どの階層にどのモンスターが出現するか分かる探検録や、武器盾の効果やモンスターの情報が一目でわかる手帳システムなど、今までは攻略サイトを見ながらのプレイだったのがゲーム内で完結できるようになりました。
他にも矢だけでなく杖なども登録できるようになったショートカット機能や好きな状況を作り効果を検証することができるもののけ道場など、令和版シレンとしてこれ以上ないシステムが備わっています。
また、携帯モードでプレイできるSwitchとは悪魔的な相性の良さで、一度プレイし始めたらあっという間に時間が過ぎてしまうほど止め時がないゲームに仕上がっています。
シンプルに纏まりつつ洗練されたシステム
こういうシレンがやりたかったんだよ!
シレン3のレベル継続やオーラシステム、シレン4,5の夜システムや武器成長システムなど、シレンシリーズでは作品ごとにゲームの根幹に関わる新たなシステムが登場してきました。
新作を出すにあたって「前作から全く変化のないシステムではいけない。何か新しいシステムを入れないと!」という開発側の事情は分かりますが、あすか的にはシレンシリーズは全く変化のないシステムでよいです。(個人の感想です)
とはいえ勿論シレン6にも新要素はあり、神器システム、ドスコイ状態、デッ怪などがあります。どの要素も新システムではありますが、あくまでサブ要素に留まっておりゲームの根幹に関わるほどのものではありません。
神器システム:通常よりも強化値や印数が多い神器という武器や盾が稀に出現する
ドスコイ状態:満腹度が150以上でなれる状態。最大HPや攻撃力が上がり罠が無効になる
デッ怪:稀にエリア内に出現する9×9マスの大型モンスター。完全にお邪魔要素
システムとしては初代でほぼ完成しており、それをそのままブラッシュアップされたシレン2が私は大好きでした。
3,4,5とプレイしていて楽しくはあったんですが、こういうのじゃないんだよな〜…という気持ちが常に心の奥にあり5発売から早14年。あの頃の大好きなシレンがまさか帰ってくるとは思いませんでしたね!
制作に携わってくれた方々、本当にありがとうございます!
世界観に合ったBGM
風来のシレンシリーズといえばすぎやまこういち氏による素晴らしい楽曲が提供されていました。
今作では調べてみたらいとうけいすけさんという方が作曲しているようです。
すでにエンディングでご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、 『不思議のダンジョン 風来のシレン6 とぐろ島探検録』のBGMを担当いたしました。 偉大な先輩方の背中を仰ぎ見ながら、誠心誠意、作曲しました。 これまでとこれからを繋ぐ曲になっていたら幸いです。 #風来のシレン6 #シレン6 https://t.co/guFF95ki9K
— いとうけいすけ / Keisuke Ito (@BOOKSITO) February 1, 2024
しかし調べるまで気付かないほど今までのシレンシリーズと比べても全く違和感のないBGMでしたね!
今作は和風な世界観になっていますが、和を基調にしたどれも素晴らしいBGMになっているので是非聴いてもらいたいです。
サントラ早く出してください!絶対買います!
イマイチだったところ
シリーズ経験者向けのやり込み要素が少ない
あくまでシリーズ経験者としての感想です
今作はボリューム自体は結構あります。ダンジョン数は18とまあまああり、裏神髄まで含めた全ダンジョンクリアとなると私は40時間程度かかりました。しかしどのダンジョンも総じて短い!
もっと不思議のダンジョン【持ち込み不可99F】ポジションのとぐろ島の神髄というダンジョンは勿論ありますが、それ以外のダンジョンはどれも20〜30F、長くても50F程度でクリア出来てしまいます。
初代でいう肉システムである桃まんを使用した桃まんダンジョンや罠を駆使した罠師の抜け道などの定番ダンジョンから、狐渇シレンという武器や盾が使用できない代わりに特殊技を使う水龍の洞窟などの個性的なものまで楽しいダンジョンが沢山あるのに、割とあっさりクリアできちゃうので勿体無く感じます。
私は現在神髄しかプレイしていませんが、99Fの桃まんダンジョンや罠ダンジョンなどはDLCにて追加されることを期待しましょう!
後から追加出来るなんていい時代になったな〜
-追記-
7/5に公式より無料アップデートで既存ダンジョンが大幅に拡張されました!
グラフィックがややしょぼい
これは正直そこまで気にするほどではないですが一応挙げておきます。
見ての通り令和のゲームとしてはグラフィックがややしょぼいです。シリーズ経験者は気にしないと思いますが、完全な新規プレイヤーからしたら物足りなく思ってしまうのではないでしょうか。
しかし不思議のダンジョンに於いてはグラフィックなど二の次です。プレイするにあたって敵との距離感や視認性が優れていれば問題ありません!その点ではシレン6は十分に優れたグラフィックと言えるでしょう。
じゃあイマイチとか言うな!
まとめ
いかがだったでしょうか!
あすか的に大満足のシレンシリーズ最新作でした!
全てのダンジョンをクリアしましたが、飽きもせず毎日神髄に潜っているぐらいハマっています笑
シリーズ初心者から経験者まで幅広く楽しめる間違いなくオススメできる一作となっています!
気になっている方は是非プレイしてみてください。
ではまた! あすかでした〜!