こんにちは、あすかです!
今回は先日クリアした『SANABI』のクリア後レビュー及び感想になります。
いやぁ〜〜〜〜〜……よかったです!!
本当によかった。というかまた泣きました(笑)
4月にOMORIをクリアした際にも久々にゲームで泣いたな〜と思っていたのに、まさかこの短期間にまたゲームに泣かされるとは。。
購入前は『やたら評判のいいアクション』ぐらいの認識でした。
確かにワイヤーフックを使用した独特のアクションはハイスピードで操作に慣れたらとても気持ちよかったですが、何よりも良かったのはシナリオです。
ネタバレはしないので伝えることが難しいですが、ゲームという媒体でしか出来ない体験を存分に味合わせてくれます。
特に終盤は主人公に思いっきり感情移入し、その感情を乗せたまま美しいドットの世界とエレクトリックなBGMを背景に駆け抜ける体験は最高のカタルシスを与えてくれ、本当にプレイしてよかったと思わせるものでした。
少しでも興味持ってるなら是非やってみて欲しい!
あすかの総合評価 | |
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満足度: | |
ストーリー・キャラ | |
世界観・デザイン | |
システム・UI | |
サウンド・BGM | |
グラフィック | |
ボリューム・やりこみ | |
プレイ環境 | Steam |
難易度・クリア時間 | やや難しい・9時間 |
1,500円で買えるから迷わず買って |
作品概要
メーカー | WONDER POTION |
発売日 | 2023年11月9日 |
価格 | ¥1,520 |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
対応機種 | Nintendo Switch / | Steam
韓国のWONDER POTIONという会社が開発したハイスピードワイヤーアクションゲームです。
調べてみたらなんとこの会社、大学生5人のチームでこのゲームが処女作だそうです。
言われてみればというか、本作ですがシナリオとアクションは秀逸ですが、逆に言えばそれ以外のゲーム要素は全くと言っていいほどありません。
いわゆるレベルアップによる成長要素や収集要素,クエストや探索のようなものは一切存在しておらず、シナリオとワイヤーアクションの2つのみに特化したゲームとなっています。
ゲームを始める際に色々覚えることが億劫...という人には朗報!
そんな物語のあらすじとしては退役した伝説的な軍人である主人公の娘がサンナビという謎の存在に殺されてしまい、復讐のために立ち上がるというストーリーになっています。
寄り道要素が一切ないのでメインストーリーは集中して進められ、9時間程度でエンディングまで行けたのでゲーム体験としては濃密なゲームプレイでした。
覚えることも少なくサクッとクリアできるので、これはもうやるしかないですね。(やらせたい)
良かったところ
秀逸なシナリオ
良かったところといえば満場一致でそのシナリオだと思います。
物語の終盤には思わず涙がポタポタ垂れちゃいましたし、冒頭でも伝えた通りゲームならではのストーリーテリングはまるでドラマを観てるような先が気になる展開が終始続きます。
いわゆる辞め時がないゲームです。先が気になる!
また本作ボイスはありませんが、その代わりにテキストが大きくなったり赤くなったりガタガタ震えたりといった表現をします。
これがキャラクターたちの感情を上手に表現出来ていて、見ているこっちもハラハラドキドキ出来てとてもよかったです。
声はなくても怒りや悲しみがすごい伝わってきます…。
ハイスピードワイヤーアクション
シナリオと双璧を成すワイヤーアクションですが、これも非常に面白かったです。
慣れないうちは思ったように動かせずヤキモキしますが、慣れてくると伝説的な軍人の名に相応しい動きが出来て、とても気持ち良かったです。
また戦闘についてですが、雑魚敵は基本的に全て一撃で倒せます。
ワイヤーのエイムもかなり強力で、画面の半分以上の距離があってもエイムして一撃で倒すことができるので、雑魚戦におけるストレスは皆無と言っていいです。
ボス戦は歯応えのあるボスもいますが、道中に出現する雑魚敵は戦闘を楽しむものではなく、あくまでステージギミックの一つぐらいに思っていた方がいいと思います。
美しいドット絵とノレルBGM
描かれるドット絵は非常に緻密で美しかったです。
サイバーパンクなディストピアが舞台となっており、輝かしいネオン街や薄暗い工場などステージごとに背景がかなり細かく作られていて、ドット絵ながら思わず感動してしまいました。
BGMも感情を昂らせてくれる良い曲が多く、ストーリーに合わせてかなり気分を乗せてくれました。
クリア後は即サントラ購入してめちゃくちゃ聴いています。良いゲームに良い音楽は欠かせないですね!
特にエンディング曲は大好き!!ヘビロテしてます。
シンプル・イズ・ベスト
ゲームはシナリオとアクションのみとまるで塩ラーメン専門店のような硬派さを思わせる本作。
予算や開発規模の関係だとは思いますがプレイした今、それ以外の要素は無くてよかったと思います。
ストーリーは先が気になる展開が続くので、脇道に逸れることなくひたすら目的地へ向かい続ける主人公に感情移入して物語へと集中することが出来ました。
だらだらとサイドストーリー等を描かず、トップスピードのまま全5巻で終わる名作漫画みたいなものですね。
気になったところ
世界観が若干説明不足
世界観については説明が少なく、状況を見て間接的にコチラが理解するような手法となっていた為、若干の説明不足感を感じました。
特に朝廷という存在(ワンピースでいう天竜人みたいな存在)が出てくるのですが、特に深掘りされないまま物語が進んでいくので、この辺の説明がもっとあればよりSANABIの世界へ入り込めた気はします。
DLC開発中らしいので期待ですね!
一部アクション苦手な人はきついかも?
一部シビアな操作を求められるステージやボス戦があります。
難易度をイージーにすればダメージを受けない仕様になりますが、落下死ばかりはどうしようもないのでアクションが苦手な人も頑張るしかありません。
とはいえ、そこまで鬼畜難易度!!みたいなレベルではないのでクリアを諦めるほどではないと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか!
評判いいことは知っていましたが、納得の出来栄えで本当にプレイして良かったです。
私はどちらかというとアクションに期待して購入しましたが、物語に心をがっちり掴まれました。
インディーゲームならではの遊び心もふんだんに含まれており、これが1,500円なら自信を持って人に薦められるゲームとなっています。
現在はDLCの開発も進められているようなので、まだ未プレイの人は是非今のうちにプレイしてみてください!
ではまた、あすかでした〜!
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