こんにちは、あすかです!
今回は『ペルソナ3リロード』をストーリークリアしたので、レビューします。
ペルソナ3は当時厨二病ど真ん中だった私の青春時代にブッ刺さったゲームでもあります。初めてクリアした後にペルソナ3ロスが酷すぎて間髪入れずに3周連続でプレイしたぐらい沼った作品です。
そんな思い出深いペルソナ3が18年経った今、甦ってくれたことは本当に嬉しかったですね!
プレイした感想としてはよくぞここまで丁寧にリメイクしたなと思える出来栄えでした!
ペルソナシリーズ完全新作と言われても遜色ないほど現代風にリメイクされています。
あの時の感動が再び甦る・・!
あすかの総合評価 | |
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満足度: | |
ストーリー・キャラ | |
世界観・デザイン | |
システム・UI | |
サウンド・BGM | |
グラフィック | |
ボリューム・やりこみ | |
プレイハード | PS5 |
難易度/クリア時間 | Lunatic/70時間 |
ペルソナ5のよさをそのまま活かした良リメイク! |
作品概要
メーカー | アトラス |
発売日 | 2024年2月2日 |
価格 | ¥9,680 |
ジャンル | ロールプレイング(JRPG) |
対応機種 | Xbox Game Pass / Xbox Series X|S / Xbox One / Windows | PlayStation®5 / PlayStation®4 / Steam
港区の人工島ポートアイランドにある月光館学園高等部に編入した主人公の少年は、怪物の襲撃をきっかけに「ペルソナ」という心の力に目覚める。彼は特別課外活動部(S.E.E.S.)に加入し、仲間と共に「影時間」に現れる謎の怪物「シャドウ」を討伐するため戦い続ける。果たして彼を待ち受ける運命とは…
https://p3re.jp/
ペルソナ3では『死』が一つのテーマになっており、ペルソナ4や5のような和気藹々とした雰囲気はあまり感じません。女神転生シリーズのようなダークさを感じる作品になっています。
また日常パートを過ごしながら夜はダンジョン探索に赴くという現代のペルソナの基盤を形作った一作です。一年間を仲間と共に過ごしながら成長していく物語はボリュームがとんでもないことでも有名です。
3以降のペルソナはクリアに平気で7,80時間かかります。
良かったところ
現代風に甦った美麗なグラフィック
まず一番に挙げたいのはやはりグラフィックの進化ですね!流石に18年前のPS2版と比べるのは酷ですが、かなり美麗になっています。ペルソナ5の頃よりも更に綺麗になっているのではないでしょうか。
ペルソナといえば『何となくオシャレでカッコいい』雰囲気が売りですが、その元祖はペルソナ3です。リロードではメニュー画面やUIも全て一新されてよりオシャレ度に磨きがかかりました。
メニュー画面とかオシャレすぎる笑
立ち絵もよりスタイリッシュにブラッシュアップされています。ゆかりちゃんもこうしてみると大分顔が変わりましたね。
圧倒的にテンポ感が良くなった戦闘
戦闘は原作に比べて圧倒的にテンポが良くなっています。ペルソナ3は戦闘がメインと言っていいようなゲームなのでテンポ感が良くなったことにより、かなり遊び易くなりました。理由は二つあります。
一つ目は『シフト』の存在です。これはペルソナ5の『バトンタッチ』と同様に、敵の弱点を突いた際の1Moreが発生した時に仲間に行動を渡せるシステムです。
ペルソナ3以降の戦闘では敵の弱点を突いて全員をダウンさせた後に一斉攻撃でフィニッシュするという、如何に敵に行動させずに倒すかが重要になっています。
原作の3ではシフトシステムがなかったため、どうしても主人公以外が弱点をつけることが少なく戦闘全体が間延びしていました。
しかしリロードでは味方が敵の誰か一人でも弱点をつければすぐに主人公へシフト出来るので、全員ダウンさせることが比較的容易になっています。そのため一回の戦闘がかなりスピーディーになりました。
理由の二つ目は『テウルギア』です。これは所謂必殺技のようなシステムで、主人公含め仲間全員に専用ゲージがあり、それが溜まると打てるようになります。
これが中々のぶっ壊れ具合で、敵全体に耐性無視の大ダメージを与えるもの、味方全員を全回復した上で物理魔法反射を付与するもの、敵に無属性の特大ダメージを与えた上で全能力を低下させるものなど様々な強力なテウルギアがあります。
また、光属性闇属性の攻撃魔法が追加されたことも大きいです。元は光と闇はハマムドだけの即死魔法しかない属性だったため、当然ボスには無効だし雑魚戦でも活躍の場は限られていました。
そのため天田くんやコロマルは活躍の場が少なく、原作でも使った記憶はほとんどありませんでした。
しかし今作では光(コウガ)、闇(エイガ)という他の属性魔法と同じような攻撃魔法が追加されたため、前述した二人の使い勝手が格段に上がっており、パーティー全員足並み揃って強くなっています。
天田くん強すぎて最後まで大活躍でした!
私は最高難易度のルナティックで最後までプレイしていましたが、上記の追加されたシステムたちのお陰であまり苦労した印象はなかったです。
より感情移入がしやすくなったフルボイス化
ペルソナ3といえば仲間同士のギスギス感が有名です。
4,5からペルソナを始めた人にとってはビックリするかもしれません。原因は大体順平とゆかりなんですけどね・・・。
特に順平は結構辛辣なことを言ってきます…。
そんなある種リアルなギスギス感が好きという3ファンは多いと思いますが、流石にゲームのキャラにここまで言われ続けるとへこんできます。
しかしリロードではフルボイス化とグラフィックが綺麗になったことで大分マイルドになっていました。文字だけだとよりキツく感じますからね。
他にもコミュキャラも完全フルボイスになったことでキャラへの愛着もより湧きます。
アレンジされたBGM
ペルソナシリーズは本当にBGMがかっこいいです!
私はいまだにPS2版のペルソナ3サントラを聴いているぐらい大好きです。
今作ではBGMも全てアレンジバージョンになっており、コレがまた全部カッコいい!!
特にお気に入りは『Changing Seasons』です!
リロードのサウンドトラックも4月24日に発売されてことが決まっているので是非買いましょう!
イマイチだったところ
冗長なタルタロス探索
ペルソナ3のダンジョンパートであるタルタロスですが、単調なものになっています。これは原作でも一番の問題点でしたがやはり改善はされていませんでしたね。というかゲームの根幹に当たる部分なので変えるのも難しいとは思いますが。。
特にダンジョンギミックなどもなく、同じような風景の中をひたすら敵を倒しながら進むだけなので飽きがきやすいです。(5のメメントスのようなダンジョン)
一応階層ごとに風景は少し変わるのですが、それでも見た目が違うだけで構造自体はほぼ同じです。
しかし、良かった点で挙げたように戦闘自体がかなりスピーディになっているので、原作よりは大分進みやすくなっています。また『モナドの扉』というダンジョン内でランダムに発生するミニダンジョンのような要素も追加されており、飽きないような工夫はされています。
戦闘自体はとても楽しいので戦闘してレベルを上げる⇨悪魔合体でより強い悪魔を作るというシンプルな繰り返しで、コツコツ強くなっていくようなRPGが好きな人にはあまり苦にはならないと思います!
やや中弛みになりがちな終盤
今作では自由時間が大幅に増え、主人公のステータス(魅力・学力・勇気)がかなり上げやすくなりました。特にスケジュールを考えず適当に上げていても中盤ぐらいで全ステータスをマックスにできます。
原作では1周で全コミュMAXにする為には
一日刻みのスケジュール管理が必要でした笑
その為、ステータスが必要条件になっているコミュも割と早めに開始することができます。なので終盤は日常パートがやることがなくなりがちで、やや中弛み気味に(私はずっとゲーセンに通っていました)
特に終盤の物語全体も暗くなってくる中でのタルタロスとゲーセンを往復する生活は結構苦痛でしたね…。何かしら新しいイベントとかがあれば嬉しかったと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか!
始めに述べたとおり私の青春の一作をこんなにも綺麗な形でリメイクしてくれて感謝しかありません!
ペルソナ4,5の明るいノリもいいんですが、私はこの陰鬱としたペルソナ3が大好きなんですよね。辛いことも沢山あり仲間同士がギスギスしていても、それでも前に進むS.E.E.Sの皆が愛おしいです。
そして先日、ペルソナ3の後日談であるエピソードアイギスが今年の九月に配信決定されることが決定しました!2007年に発売された『ペルソナ3フェス』の追加要素の部分になります。
また完全版商法だの何だの騒がれるかもしれませんが、私は純粋にこのフルリメイクされたS.E.E.Sのメンバーに再び会えることが今から楽しみでなりません!
ペルソナ3の世界は本当に魅力が沢山詰まっていて、プレイすれば心に残ることは間違いないと思います!まだプレイしていない方は是非この美しくも残酷なペルソナ3の世界に踏み込んでみてください。
ではまた!あすかでした〜!
©ATLUS ©SEGA