【Nova Drift】20時間程度プレイした感想【レビュー】

今回はSteamでプレイしていた『Nova Drift』のプレイ感想およびレビューになります。

私は普段シューティングというジャンルは全くやりませんが、Xでオススメされていたこととローグライトという部分が気になりプレイしてみました。

最初は独特な慣性のある動きに慣れず、ハズれたかな・・？とも思いましたが、操作に慣れてくるとそのビルド構築の多様さとアーケードスタイルに特化したシステムからもう1プレイもう1プレイが止まらなくなっています。

ビルド構築シューティングという部分に特化したゲームになっているので、万人におすすめはしづらい作品ではありますが、そのワードにピクリと反応する人には刺さるゲームだと思います。

あすかの総合評価
満足度：
ストーリー・世界観
キャラクター
システム・UI
サウンド・BGM
グラフィック
ボリューム・やりこみ
プレイ環境	SteamDeck、パッド
プレイ時間	20時間
ゲームセンターのアーケードにひたすら熱中するようなゲーム

本記事ではゲーム内のスクショを含みます。（ネタバレはありません。）

作品概要

メーカー	Chimeric（アメリカのインディー開発会社）
発売日	2024年8月12日
価格	￥1,900
ジャンル	ローグライトxシューティングxアクション
対応機種	Steam

アメリカのインディー会社が開発したビルド構築型のシューティングゲームです。

シューティングゲームと聞くと自機が上や右に自動で進んでいくスタイルを想像しますが、本作では違います。

ゲームプレイは一画面に収まっており、自機や敵機が画面の上下、左右でループする構造になっています。（上にいくと下から出てくる。左右も同様）

また操作方法も独特で左スティックで旋回、L2で前進という操作になっており、（昔のバイオハザードみたいな）移動にかかる慣性もかなり強く、初めは思ったように動けないので慣れるまでは苦労します。

敵はWAVE式にやってきて、現れる敵を倒して経験値を集めながらMODと呼ばれる強化を繰り返してひたすら機体を強く構築していきます。

この機体のビルド構築が非常に幅広く、ビルドによって全く違うプレイスタイルにできることが本作の一番の魅力になっていました。

一応120WAVE目にラスボスはいますが、古典的なアーケードのようにラスボスを倒してもひたすらスコアを伸ばすモードがメインプレイとなります。（私の最高到達WAVEは250WAVE）

良かったところ

膨大な組み合わせができる幅広いビルド構築

簡単にご紹介すると、ゲームを開始するとまず初期状態(レベル1）から始まり、レベル2,3,4になるとそれぞれ機体のベースとなる武器、シールド、ボディの3つをそれぞれ選択します。

武器はオーソドックスな射撃スタイルから、ショットガン、オートミサイルやグレネードボム、近接ソードやランスなど様々な攻撃スタイルが全部で１２種類用意されています。

次に選ぶシールドは文字通り機体を守るシールドで、敵からダメージを受けると本体HPが減る前にまずこのシールドから削られていきます。シールドは０になると時間で自動的に再構築されます。

このシールド自体にも様々な効果があり、範囲内に入った敵の動きを遅くするものや、射撃能力を強化するもの、守りに特化したシールドなど９種類あります。（基本的に強力な効果のシールドはシールド値が低い）

最後にボディですがこれも種類により、敵との衝突に強いものやMODで得られるファンネルの上限を増やせるものなど全部で１３種類あります。

このレベル4までに選択する武器xシールドxボディだけで１４０４通りもの組み合わせがあることになります。

レベル5以降は自分の機体に適したMODを取得しながらビルドを構築していきます。

一番プレイが変わってくるところはやはり武器ですが、取得する武器によって必要なMODが全く変わってくるので、プレイする度に全然違う機体が構築されていくのはとても楽しいポイントです。

武器やシールドなどは最初から全てが開放されているわけではなく、プレイを重ねるごとに得られる恒久的な経験値によって新たに開放されていきます。

その中にあるスーパーMODと呼ばれる兵装は特定のMODとMODを所持している際に出現する超強力なMODになっており、これらを複数取得出来た際はヴァンサバライクのようにド派手なエフェクトで敵を薙倒せるので抜群の爽快感を味わえます。

気になったところ

チュートリアルがほぼない

そもそものベースとなる武器、シールド、機体をまず選ぶというところから説明がほとんどなかったので、初めてプレイした時は何を取っていけばいいのか全く分からず暫くは手探り状態が続いていました。

取得していくMODにも弾体や弾速、拡散率や燃焼など様々なものがあり、自分の武器や機体に必要なステータスが最初は分からないのでプレイをしながら覚えていくしかありませんでした。

MODの開放に時間がかかる

武器やボディなど沢山の種類があるのですが初めは半分近く開放されていません。

スーパーMODに至ってはランクが30近くまで上がらないと一つも開放されないため、全てを使用可能になるためには結構の時間を要する必要があります。

手探り状態で進めていくうちに気づけばどんどん開放されていくので、そこまで気にする必要はないと思いますが、上手くプレイできるからといって初期から最強状態まではどう頑張っても構築できないので、そこは注意が必要です。

まとめ

STGは普段やらないので当たればラッキーぐらいの気持ちで購入しましたが、結果的に大当たりで大満足です！

特に私はStemaDeckでプレイしているのですが、携帯機でのプレイとは悪魔的に相性がよく一度手を出すと平気で2,3時間経ってしまいます。

プレイはひたすらWAVEを超えていくだけで深層のみの新たなボスなどはいないので、いつか急に飽きが来る気はしますが、今の時点でもう値段以上に楽しめています。

普段STGをやらない私でもハマれているので、気になる人は是非プレイしてみてはいかがでしょうか。