こんにちは、あすかです!
先日、真・女神転生Ⅴ-Vengeance-の新規追加ストーリーである復讐の女神編をクリアしたので、今回は感想及びレビューになります。
真女神転生Ⅴは無印版を一度クリアしていますが、一度プレイしたとは思えないぐらい新要素盛り沢山でとても面白かったです!
追加された完全新規ストーリーは無印の時には描けていなかった人間ドラマが描けていましたし、特に本作では悪魔同士の絡みがとても多く、ATLUS悪魔好きとしては大大大満足でした。
シリーズものと思われがちな女神転生ですが、本作から入っても全く問題ないので、ペルソナシリーズは好きだけど女神転生はやった事ないという人には是非プレイしてみてほしい一作です。
JRPGとしても最高峰の完成度と言えるでしょう!
あすかの総合評価 | |
---|---|
満足度: | |
ストーリー・キャラ | |
世界観・デザイン | |
システム・UI | |
サウンド・BGM | |
グラフィック | |
ボリューム・やりこみ | |
プレイ難易度・ハード | HARDモード・PS5 |
クリア時間 | 70時間弱 |
真・女神転生シリーズ集大成のような完成度! |
作品概要
メーカー | ATLUS |
発売日 | 2024/06/14 |
価格 | ¥9,878 |
ジャンル | RPG |
対応機種 | Nintendo Switch / Xbox Series X|S / Xbox One | PlayStation®5 / PlayStation®4 / Steam
2021年に発売された真・女神転生Ⅴの所謂完全版になります。
無印版もクリアまで80時間程度かかる大ボリュームのゲームでしたが、今回追加された完全新規ストーリーも序盤からオリジナルと違う展開が続き、私もクリアまで結局70時間弱かかりました。
システムが快適なこともあり中弛みすることなくクリアできた!
他にも40以上の追加悪魔や新スキル,システム周りの大幅な改良など、無印に毛が生えた程度ではないレベルの大幅なパワーアップをしていました。
特に個人的には悪魔同士の絡みが増えていたのがとても良かったです。
ATLUSに登場する悪魔たちはドラクエやポケモンなどのように昔からずっと登場しているキャラクターが多いので、公式が推し悪魔人気投票をするぐらい固定の人気があります。
ゲームでは神話の物語上で縁のある悪魔同士が合体技を使用できたり、専用のクエストが用意されていたりとここまで悪魔に個性を持たせた作品はATLUS史上無かったと思います。シリーズファンは特に嬉しいのではないでしょうか。
この悪魔こんな性格だったの!?と新たな発見も多かったです!
良かったところ
悪魔同士の絡みが大幅に増加
今作は仲魔の悪魔がただの戦闘要員としてだけではなく、ちゃんと悪魔ごとに性格や個性,ストーリー性があった所がとても良かったです。
特に良かったのは今作で追加された『悪魔の裏庭』というシステムです。
悪魔の裏庭では全ての悪魔に専用のセリフが用意されており、会話パターンの量も豊富にあります。
更にストーリーの進行度やロケーションによってもセリフが変わるなど細かい調整もされていたので、この悪魔の裏庭は最初から最後までずっと楽しめました。
悪魔の意外な一面やストーリーを知れてめちゃくちゃ良かった!
更に悪魔の裏庭ではフォトモードのようなものも用意されており、悪魔好きとしてはベストショットを撮るために結構な時間、この裏庭に篭っていたと思います。
またサブクエストも大量に追加されており、それらも神話の物語になぞった悪魔たちのショートストーリーになっていてとても良かったです。
戦闘面でも悪魔ごとに固有のユニークスキルや特定悪魔同士の専用合体技があったりと、従来より悪魔に対してより愛着が湧く仕様になっています。
これらの合体技を見つけるのも楽しみの一つですね!
戦闘バランスの調整
個人的に発売前に一番気になっていた強力なレベル差補正ですが、大幅に緩和されていました。
無印版ではこのレベル差補正がかなり大きく、ボスに勝てない場合はレベルを上げろというなんとも味気ない攻略法がメインになっていました。
しかしこのレベル差補正がVVではかなり緩和され、スキルや耐性を工夫することでレベル差のある強力なボスにも勝てるようになったため、戦術やスキル構成の奥深さが広がりました。
また全ての悪魔に追加されたユニークスキルも種族の組み合わせなどによって発動する効果も多々あり、個の強さだけでなくパーティ全体のバランスが重要になった為、パーティ編成を考える楽しさもありました。
神話の物語上で繋がりのある悪魔同士で組むパーティはエモい!
超快適になったシステム全般
無印版はSwitchのみでの発売だったため、若干のスペック不足感がありました。
しかし今作ではPS5やXBOX版もあるように最新ハードにも対応しているため、ゲームプレイとしてはある意味やりすぎと思えるほどに快適尽くしなシステムに改良されていました。
私がプレイしていて無印版から特に快適になったと思ったポイントを幾つか紹介します。
ロード時間がほぼ無い
これは単純にスペックが上がったことによる恩恵ですね。
長いプレイ時間の中でもロードを待っている時間はほぼゼロに近いぐらいロードは無かったです。
PS5版プレイ時の感想です!
立体的で見づらかったマップも上空視点で把握しやすくなった
無印では立体的で複雑なマップがあまり好評ではありませんでした。
マップも見辛く行きたい場所に思うように行けない煩わしさがありましたが、高低差がある場所は色分けで見やすくなり、十字上ボタンでいつでも上空視点に切り替えられるので、迷うことは少なかったです。
マガツロというショートカット要素の追加
従来は行きたい場所には近くの龍脈(セーブポイント)へワープし、そこからダッシュで目的地まで移動していました。
今作からこのマガツロにより、一度行った場所であれば近くの龍脈から一瞬で移動できるようになったので、無駄な移動の時間は大幅に減少しました。
しかし、マガツロ自体は直感的に移動先が分かり辛く、若干使いにくかったように感じます。
便利は便利だが使い勝手は今一つ
龍脈以外でもどこでもセーブが出来るように
これも大きな変更点ですが、個人的には若干マイナスポイント寄りです。
どこでもセーブできることにより死亡による死に戻り時間がほぼ無くなりましたが、逆に言えば戦闘の緊張感がかなり薄くなってしまいました。
メガテンは全滅すると下手したら1時間以上前に戻されたりすることもある戦闘の緊張感が魅力でしたが、どこでもセーブが出来ると5分おきぐらいにセーブしてしまうので、死んでもあっさりやり直すことができます。
タイパ重視の現代において死んだら時間が無駄になるとく仕様は時代に合っていないので、この仕様変更は仕方ないとは思いつつ若干の寂しさは感じました。
そう感じるのは私がM気質なのもあるかもだけど…
気になったところ
登場する悪魔たちのマンネリ感
これはシリーズファンとしての感想なので普通は全く気にならないと思います。
良いところでも挙げたようにATLUSの悪魔たちは歴史が長く、新悪魔以外はもはやポケモンのようにお馴染みの悪魔ばかりになっています。
女神転生だけでなくペルソナシリーズも同様なので尚更…
更に登場するレベル帯も毎作同じようなバランスになっているので、序盤はピクシーやガキ、中盤にはキクリヒメやパワー、終盤にはソロネやギリメカラなど、レベル帯毎にほぼ予想通りの悪魔が登場してきます。
デザインも全く同じ(金子絵)なので、シリーズファンとしては流石に毎回同じパターン過ぎてマンネリ感は正直否めませんでした。
とはいえ、それを脱却しようとした結果、真・女神転生Ⅳではあまりのデザインの変更ぶりに炎上するなどの事件も記憶に新しいので難しいところではありますが。。。
その分10月に発売予定のメタファーには期待できますね!
まとめ
いかがだったでしょうか!
文字通り『完全版』としてRPG好きなら、女神転生シリーズをやったことない人にも是非勧めたいほどの完成度の高いJRPGだったと思います。
コマンドJRPGとしてもここまで完成度の高いものは中々他に類を見ませんが、完全版商法としての売り方は賛否があることも事実です。
個人的にはもっかい遊べるドン!と嬉しいけど…(単純)
ただし、このレベルの大作を一からプレイし直すのはかなり骨が折れるので、可能ならば完全版商法はせずに最初から完成されたものを売って欲しいとは思いますね。
今作はある種、真・女神転生シリーズの完成系だと思うほど完成度が高いので、次のⅥがどのようなゲームになるか今から楽しみです。
もしくはデビルサバイバーやストレンジジャーニーなどの別シリーズも大歓迎なので待ってますよ、アトラスさん!
ではまた、あすかでした〜!
コメント