【祇(くにつがみ)】真エンドまでクリアした感想【レビュー】

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巫女あすか

こんにちは、あすかです!

今回は真エンドまでクリアした『祇(くにつがみ)』のクリア後レビュー及び感想になります。

本作は発売前に体験版をプレイしていて、アクションxタワーディフェンスxリアルタイムストラテジーの組み合わせは新鮮で面白く期待していましたが、期待は裏切られることなく最後まで面白かったです!

個人的にゲームにおいて周回プレイは滅多にやりませんが、本作は2周目が真エンドの条件なこともあり2周プレイし、飽きることなく楽しめました。

素敵なゲームをありがとう!印象深い作品でした。

しかし新規IPらしく細かいところでは不満点や調整不足な箇所も目立ちました。

また見た目は華やかながらもゲームとしては全体的に地味な作りになっており、派手なアクションや深い戦略性を期待して購入すると肩透かしを喰らうかもしれません。

ただインディーゲーム会社ではなく業界最大手でもあるCAPCOMがこのような挑戦的なゲームを発売してくれたことは嬉しくもあり、今後続編が出るのであれば是非期待したいところです!

あすか

新鮮なゲーム体験が出来ました!値段も優しいよ。

あすかの総合評価
満足度
ストーリー・世界観
キャラクター
システム・UI
サウンド・BGM
グラフィック
ボリューム・やりこみ
プレイハードPS5
難易度・クリア時間普通・20時間(真エンド到達時は28時間)
とても『ゲーム』らしいゲーム。意外と硬派な作品

本記事ではゲーム内のスクショを含みます。(ネタバレはありません。)

目次

作品概要

メーカーCAPCOM
発売日2024/07/19
価格¥4,990
ジャンル和風アクションストラテジー
対応機種PlayStation®5 / PlayStation®4 / Steam
Xbox Game Pass / Xbox Series X|S / Xbox One / Windows

アクションタワーディフェンスリアルタイムストラテジーという3つの要素を掛け合わせたCAPCOMの完全新規IPゲームです。

ゲームはステージ選択式になっており、タワーディフェンス要素が強い通常ステージ特殊なボス専用ステージが合わせて20とちょっとあります。

追加報酬が貰えるミッション要素もある

通常ステージではリアルタイムで時間が経過し、昼フェーズ夜フェーズを繰り返します。

昼フェーズではステージ内の穢れを払いながら結晶ポイントを集めたり、夜に使用するギミックの修復作業行ったり、ユニットとして使用する村人を解放したりと忙しく動き回ります。

左下にあるのが時間経過。夜までにやることはいっぱい

夜フェーズでは集めた結晶ポイントを消費し村人を様々な役職に転職させて配置します。そしてウェーブ式にやってくる異哭(いこく)と呼ばれる怪物を撃退し結晶ポイントを稼ぎつつ、朝まで持ち堪えます。

タワーとなる巫女の世代がやられるとゲームオーバー

昼のうちに結晶ポイントを消費して霊道と呼ばれる道を引き、世代をゴール地点まで導いてあげることでステージクリアとなります。

巫女あすか

大体のステージは2〜4日ぐらいでクリアできます。

夜フェーズに配置した村人は攻撃範囲内に敵が来ればオートで攻撃してくれますが、範囲外に敵がいてもスルーしてしまいます。その為プレイヤーはアクション操作で敵と戦いながら適宜、村人を敵のいる場所へ指示する必要があり、中々に忙しいプレイとなります。

自身も前線で戦いつつ、同時に村人の指揮を執る

シナリオ面ではキャラクターのセリフが一切なく、キャラクターの動きと巻物などの読み物だけで進行していくストーリーになっています。

最初はストーリーはほぼないゲームなのかなと思っていましたが、進めるごとに景色やオブジェクトなど様々なものから語らずに語る物語性を強く感じました。

真エンドをクリアした今となってはちゃんとストーリーの軸があったゲームだったなと思います。

解説もないので自分なりに物語を読み解く面白さ

また同じCAPCOM作品でもある大神とコラボしており、特別な衣装や楽曲があります。特に楽曲の大神アレンジは素晴らしく、初めてのボス戦で『太陽が昇る』が流れた時は全身鳥肌ものでした。

良かったところ

不気味で魅力的な和の世界観とグラフィック

グラフィックやモデリングがとても凝って作られており、超美麗グラフィックというわけではありませんが見応えがあります。特に敵キャラはおどろおどろしく不気味な造形をしていて、夜フェーズに大群で押し寄せてくる様は中々の迫力がありました。

また魔像と呼ばれるアクセサリーが70以上あるのですが、これらも非常に丁寧に作られています。

360°じっくりと眺められる。不気味さがとても良い
あすか

手に入れたらいちいちモデリングモードでぐるぐる眺めてました。

フォトモードも搭載されており、内容がかなり細かく設定出来て楽しかったです。

村の中や戦闘中でもボタンひとつで一時停止でき、好きなポーズを取らせたりすることができます。好きなタイミングでパッと止められるので躍動感のある写真が撮れやすく、結構な時間フォトモードを楽しめました。

巫女あすか

祇やるか!と思って気付いたら写真撮って終わった日も。。

新ジャンルとも言えるタワーディフェンスバトル

アクションとタワーディフェンスとRTSを融合させたゲームシステムは完璧とは言えずとも上手く調和していたと思います。

高台に弓兵を配置して..こっちの道には槍兵を置いて..と考えるのが楽しい

基本的には世代を守るように村人を配置し、主人公は村人が処理しきれなかった敵を遊撃班として処理する形になります。

主人公の宗はかなり強いのでアクションだけでも十分戦えますが、ステージによっては複数の道から多数の敵が押し寄せてくるので村人の手を借りる必要があります。

あすか

アクションも楽しいけどストラテジー要素が重要!

そんな村人が転職できる職業は10種類以上あり、ステージや出現する敵に合わせて編成するストラテジー要素はタワーディフェンスとも相性が良く面白かったです。

職業レベルを上げることで新たなスキルを覚えたり

また主人公しか操作できない完全アクションステージや、逆に村人に指示しかできない完全ストラテジーステージ、船上での逃げ場がない状態での戦いなど様々なシチュエーションの戦闘が楽しめました。

真っ暗な船上で朝まで持ち堪える・・・!

気になったところ

分かりづらい使いづらいユーザーインターフェース

インターフェースが雰囲気重視のつくりだとは思いますが、全体的に分かりにくかったです。

いくつかありますが、一つ目はマップ機能です。

ステージ開始時点の昼パートではまず村内の穢れを祓って回る必要がありますが、時間に追われながら穢れを村中探し回るのはあまりスマートではなく、もう少しマップが見やすければ良かったと思います。

ほぼ使わなかったマップ機能

村人を転職させる際も直接本人に話しかけないと転職できない点も不便です。

後半では10人以上の村人と一緒に戦うステージもあるのですが、いちいち一人一人に話しかけないといけないのは中々大変。

対象が多いとイライラ。まとめて転職させて欲しかった

また村人を移動させるための指示もなぜか主人公を中心とした一定の範囲内にしか配置できないので、いちいち配置したい場所の近くまで主人公が移動する必要があり、これはストラテジーゲームとしてはお粗末と言わざるを得ません。

広いマップで全員に配置指示するのが大変。誰を選んでいるかも分かりづらい

他にもストレスだったのがアクセサリーの装備方法です。

魔像と呼ばれるアクセサリーが全部で70以上あるのに関わらず横に一つずつしか選択出来ないため、付け替えたい時に対象のものがどこにあるか探さなければならず不便極まりなかったです。

一応お気に入り機能はあるが。。
巫女あすか

UIデザインはすごく良いんだけどね…。正直使いづらかったかな

ゲーム要素の薄い村復興パート

クリアしたステージは村復興パートとなり、破壊された村を村人に指示して修復することになります。

修復することで強化アイテムが入手できるなどほぼプレイ必須となる要素ですが、これらにゲーム要素はほぼ存在していませんでした。

修復ポイントにただ空いている村人を割り当てるだけで、一度割り当てたら他の戦闘ステージをクリアするまで特にやることはありません。

必要な人数をただ選択するだけ。誰でも良い

強いて言えばとってつけたように村に木材が散らばっていて、それを持たせた村人じゃないと修復できないポイントがありますが、こんな中途半端なめんどくさいだけの要素を入れるぐらいなら何も入れない方がマシだと思いました。

あすか

落ちている木材をただ拾わせるだけ。。めんどいだけ!

復興パートはあまりにも作業感が強く、実質フォトモードの撮影場となっており、もう少しゲーム的な要素を加えられたら戦闘パートとのメリハリがついて良かったんじゃないかなと思います。

まとめ

巫女あすか

いかがだったでしょうか!

こうやってまとめてみると気になる点は多かったのに、意外と不満は少なく楽しめたという不思議な作品でした。

ゲーム自体はこれは個人の好みですが、主人公をもっと弱くして村人たち主体のストラテジー要素に重きを置いたシステムの方が好きだったかなと思います。

あすか

いわゆる軍師プレイ。宗がちょっと強すぎるのよ(笑)

また本作タイトルが『祇(くにつ”が”み)』となっていますが、本来この漢字は『くに”つ”かみ』と読みます。

「づ」じゃなくて「つ」が本来の読み方

何故呼び方が違うのか発売前から気になっていましたが、実はその理由は真エンドを見ることで判明します。

それが分かった時はなるほどね〜!と声が出るくらい感心したので、もしプレイ予定の方がいれば是非2周して真エンドまで見てみてください。

値段もフルプライスではないので、気になっている人は気軽にプレイしてみては如何でしょうか。

あすか

ではまた。あすかでした〜!

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この記事を書いた人

ゲームが好きで好きでたまらなく、何かしらゲームを通して世の中と関わりたくなり2024.02にブログを開設しました。
攻略情報やレビュー、プレイ日記など幅広く記事を書いています🎵

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