こんにちは、あすかです。
今回は先日クリアした『岩倉アリア』のクリア後感想になります。
いや〜久々にアドベンチャーゲームやりましたけど、やっぱりADVでしか摂取できない栄養がありますね‼︎
特に今年はRPGやアクションをプレイすることが多かったのでとても癒されました。
物語自体は先の読めないサスペンスな展開、お嬢様との百合百合なシーン、友達との微笑ましいやり取りなど、飽きさせることなく夢中でクリアまで駆け抜けてさせてくれました。
ボリュームには若干の物足りなさを感じましたが、逆に言えばサクッとクリアできるので、ゲームに少し疲れている人にとってはうってつけな作品だと思います。
小説を読む感覚で気軽にプレイできます🎵
あすかの総合評価 | |
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満足度: | |
ストーリー・キャラ | |
世界観・デザイン | |
システム・UI | |
サウンド・BGM | |
グラフィック | |
ボリューム・やりこみ | |
プレイハード | Switch |
クリア時間 | 10時間弱 |
百合描写に抵抗が無ければ是非オススメしたい良質なADV |
作品概要
メーカー | MAGES. |
発売日 | 2024/06/27 |
価格 | DL版¥4,400 |
ジャンル | リアルファンタジー・サスペンス アドベンチャー |
対応機種 | Nintendo Switch |
「STEINS;GATE」や『CHAOS;HEAD(カオスヘッド)』など、数々の名作アドベンチャーを世に輩出しているMAGES.の完全新作アドベンチャーゲームです。
物語は1999年の夏、主人公壱子の独白から1966年の夏に何があったのか回想する形で始まります。
館を舞台とした先の読めないサスペンス展開はプレイする手が止まらないこと間違いなしです。
1時間だけプレイするつもりが3時間以上経っていたことも…
本作は推理パートや複雑なフローチャートなどは一切なく、純粋なテキストアドベンチャーとなっています。
ゲームプレイは時々会話と移動先の選択肢を決めるぐらいで、基本◯ボタンで読み進めていくだけの進行です。
Switchとの相性は抜群!難しいことは何もありません。
選択肢は物語の中で時々出てきますが、大抵はどちらを選んでも物語に影響はなく、バタフライエフェクトのように選択によって後半の展開が変わるようなこともありませんでした。
本作は9つのマルチエンディングがあるとされていますが、そこまで大袈裟なモノではなく単純にバッドエンドも含まれており、物語が最後まで進む真エンディングは1つになります。
それぞれのエンディングでは1999年の現在の壱子が描かれることになります。
システム面では昔から数多くのアドベンチャーを作っている安心のMAGES.なので、オートモードやスキップ機能など必要なものは一通り揃っており、特に不満はありませんでした。
良かったところ
魅力的なキャラクター、グラフィック
本作の一番の特徴はその美しいグラフィックです。
油絵のように描かれるキャラクターたちには蠱惑的な魅力があり、私もこの魅力的なデザインに一目惚れして購入したぐらいです。
立ち絵があるような主要な人物は主人公を含めて4人だけになっています。
それ以外にもキャラクターは数名いますが、立ち絵はなくボイスのみとなっていました。
まず個人的な感想として、キャラクターは4人共とても好きになりました!
感情表現が豊かで良くも悪くも幼稚な壱子、見た目と裏腹にお茶目で悪戯心のあるアリア、いつでも太陽のように明るい優しさ溢れるスイ、上品な大人の気品を纏いながら裏に何かを感じさせる周など、プレイ時間は短くとも、それぞれの人物は強く印象に残っています。
嫌いなキャラいませんでした!!もっと喋りたかった。
声優さんの演技もとても上手く、特に岩倉周役の森川 智之さんの演技は大人の気品とエロさが混じり合った素晴らしい声でした。
本作はただのサスペンスアドベンチャーではなく、百合アドベンチャーとなっています。
百合ゲーはほとんどやったことがないので未知の世界でしたが、百合要素は結構強めに感じました。
ないと思うけど人前ではプレイできない…!
直接的な表現は少ないですが、暗に◯◯◯をした描写やネットリとした表現もあるので、苦手な人はいるかもしれません。
先の気になるサスペンス展開
穏やかな日常の中に垣間見える不穏な空気感はこれぞサスペンスの醍醐味といった様で非常に面白かったです。
またサスペンスなだけあり本作はCERO[C]になっているので暴力的な描写や流血シーンなどもあります。
直接的な表現以外にもウッと心が痛むシーンもあるので、苦手な人は要注意です。
シンプルなテキストアドベンチャー
難しい推理パート等はないシンプルなアドベンチャーの為、手軽にプレイでき小説やドラマを観る感覚でプレイできます。
一応屋敷内を探索するパートはありますが、基本は全ての部屋を訪れることになるので、あまり選択としての意味はありません。
謎解きがあったり複雑なフラグ管理があるようなゲームも楽しいですが、本作のような昔ながらの読み進めていくだけのシンプルなものも久しぶりにやるととても面白かったです。
Switchで寝ながらプレイすると最高だよ、ほんと。
ゲームは選択肢でバッドエンドに直行するようなものもあります。
しかし選択肢が出る場面では必ずオートセーブがされるので、バッドエンドになったとしてもクイックロードですぐに選択肢まで戻ることができます。
そのため、9つあるエンディング回収も割と楽にできました。
気になったところ
若干物足りないボリューム感
ミドルプライスなので最初からボリュームには期待していませんでしたが、本編クリア時間は10時間弱とやはり少し寂しいものがありました。
一応、特定のキャラクターの過去を振り返るSide Storyもありますが、これは本編と違い立ち絵もボイスもない文章だけのシンプルなものとなっています。(特別な1つを除き)
物語もキャラクターも非常に魅力的だったので短いSideストーリーだけでなく、もっと各人物を掘り下げてほしかったです。
敢えて全てを語らないという良さもありますけどね。
特に主要人物の一人であるスイちゃんは個別ルートもありますが、もっとしっかり描いて欲しかったと強く思います。(個人的な感情)
まとめ
いかがだったでしょうか。
ビジュアルから一目惚れして購入した本作ですが、期待を上回る満足度でした!
百合要素は思っていたより過激だったので少々面食らいましたが、そこさえ平気なら万人にオススメしたいぐらいの良質なサスペンスアドベンチャーとなっています。
冒頭でもお話ししましたが、やっぱりテキストアドベンチャーでしか得られない栄養があります。
本作を契機にアドベンチャーゲーム欲がかなり再燃しているので、また何か別のアドベンチャーを探す旅に出たいと思います!
ではまた!あすかでした〜!