こんにちは、あすかです。
先日遅ればせながら『FF7リバース』をクリアしたので本日は感想レビューになります。
始めに白状します。私これ一回積みました。
いや、違うんです!聞いてください!!
決してゲームがつまらなかったというわけではなく押し寄せる圧倒的な量のミニゲーム集や膨大なボリュームに胃もたれし、先に進む気がしなくなるというゲーム人生初の体験をしました。
しかしこのままではいかんと中盤にガラッとプレイスタイルを変更し、戦闘難易度をEasy、サブイベント系は全スルーしてメイン一直線にすることで何とかクリアまで駆け抜けることができました。
その為、中盤以降はメインストーリーだけを進めており、やり込み要素も全然やっていません。
なので今回はにわかゲーマーの戯言ぐらいにご覧いただければ幸いです。
プレイスタイルを変えて以降はかなり楽しめました!
あすかの総合評価 | |
---|---|
満足度: | |
ストーリー・キャラ | |
世界観・デザイン | |
システム・UI | |
サウンド・BGM | |
グラフィック | |
ボリューム・やりこみ | |
プレイハード・難易度 | PS5・Normal(中盤からEasy) |
クリア時間 | 50時間 |
良くも悪くも途轍もない作り込み 全てを味わおうと思うと覚悟が必要 |
作品概要
メーカー | スクウェアエニックス |
発売日 | 2024年2月29日 |
価格 | ¥9,878 |
ジャンル | アクションRPG |
対応機種 | PlayStation®5 |
今更概要も不要だと思いますが、FF7リメイクプロジェクト三部作の二作目に当たります。
前作までのワイドリニアに進行していた物語とは打って変わって、広大なワールドを様々なミニゲームやサブイベントを楽しみながら進めていくゲーム性となっています。
本作は現代のエンタメにおいて、ある程度重要視される『タイパ(タイムパフォーマンス)』を全く考慮せず、開発者が作りたいものを全て特盛でぶち込んだような作品になっています。
そのため作品全体のボリュームがとんでもないことになっており、全てを楽しみ尽くそうと思うとかなりの時間と気力が必要になると思います。
私はFF7に特別強い思い入れがあるわけでもないので一度挫折してしまいましたが、FF7が大好きでどっぷり世界に浸かれる時間と熱意がある人にとっては2024年GOTYは間違いない神ゲーだと感じるはずです。
楽しみ尽くそうと思ったら100時間でも足りません。
良かったところ
細部に渡る圧倒的なグラフィックの作り込み
グラフィックは壮大なフィールドから街の細かいオブジェクト一つまで非常に丁寧に作られています。
特に各エリアにある街の作り込みは凄まじく、街探索が面倒になりがちな私でも狭い路地裏までしっかり観光してしまいました。
グラフィックはHorizonほどの美麗さはありませんが、それでも現代のゲームとしてはトップレベルに綺麗です。
ムービーやカットーシーンは演出の派手さも相まって流石はファイナルファンタジーと感じさせてくれる出来栄えになっています。
美しいロケーション
前作はミッドガル内部で完結した為、どこも似たような景色で閉塞感がありました。
しかし、本作では外の世界に飛び出したことにより様々なロケーションを巡ることが出来て楽しかったです。
それぞれのエリア毎に全く違った景色や文化があり、歴史のバックボーンの解説も丁寧にされているので、FF7の世界が大好きな人にとってはたまらないと思います。
ゴージャスなムービーや演出
ゲームの揶揄された言い方の一つに『ムービーゲー』というものがあります。
退屈な長いムービーばかりのゲームのことで、私自身もムービーゲーは嫌いなのですが本作をムービーゲーとして捉えてみると非常に面白かったです。
グラフィックがトップレベルに美しく、おそらく予算もふんだんに使用されているであろうゴージャスなムービーはとても見応えがあり、振り返ってみるとムービーを見ている時が一番面白かったかもしれません。
本来はムービーよりゲームさせろ派です。
ストーリー自体の賛否はここでは語りませんが、物語は中弛みして退屈することもなく、最後まで楽しみながらメインストーリーを終えることが出来ました。
イマイチだったところ
作り込まれた豪華でつまらないミニゲーム集
元々FF7はゲーム内のミニゲームが多い作品でした。
本作でもそれを楽しんでもらおうという気概は感じるのですが、一つ一つのミニゲームが“無駄に”豪華に作り込まれていることにより、ゲーム全体のテンポが非常に悪くなっています。
原作でもミニゲーム自体はあくまでアクセントであり、それ自体が特別面白いわけではありませんでした。
つまらなくとも1〜2分でサクッと終わっていれば大して悪印象は持ちませんが、本作ではつまらない上に無駄に豪華にリメイクされている分、時間もかかるのでかなりのストレスを感じる作りになっています。
ゴールドソーサーのようなミニゲームを楽しむ施設としてあるならば無視すれば済みますが、メインストーリーを進める途中でもしつこいぐらいにミニゲームが挟まってくるので逃れることはできません。
私はFFパーティゲームがやりたいわけではないのだが。。。
全てにおいてテンポが悪い
上記のストーリー途中に挟まるミニゲームもそうですが、探索もいちいちテンポが悪いです。
例を挙げると枚挙に暇がありませんが、代表的なものの一つにチャドリーの存在が挙げられます。
この子はフィールドで探索ポイントなどを調べると遠隔でクラウド達に話しかけてくる存在なのですが、信じらないぐらい会話のテンポが悪いです。
具体的に言うと、端末に着信が入る→クラウドゆっくり端末を開く→チャドリー「お疲れ様でした。〜〜〜」→端末をゆっくりしまうという一連の動作を必ず取ります。
いやそれバックログで流せばいいんじゃないの?と思うほどのどうでもいい一言もいちいち上記の工程を踏むので非常に煩わしく、私は途中からチャドリーが大っ嫌いになってしまいました。
チャドリーが嫌すぎて探索止めたまである
またダンジョンパートでは重いものをゆっくりとした動作で動かすだけのギミックをはじめ、無駄に時間だけかかるような作りが目立ちました。
中盤のケットシーパートのノロノロした動きで箱を投げ続ける虚無感は凄まじかったです。
ストレスが溜まり爽快感のない戦闘
これは難易度をNormalでプレイしていた頃の感想ですが、戦闘は正直面白くありませんでした。
本作はコマンドとアクションを掛け合わせた戦闘なので、FF16のようにジャスト回避やパリィを上手く決め続ければ一方的に攻撃できるような爽快感のあるシステムではありません。
アクションを動かしながらコマンド操作もするので割と忙しい
基本的には敵の攻撃をしっかりガードしながら「みやぶる」を使い敵の弱点属性を調べ、ゲージが溜まったらスキルで弱点属性をついてバースト(ダウン)を狙うという、アクションながら攻守のターンが分かれたようなバトルになっています。
その為、雑魚敵相手でもよっぽど格下でなければ一方的に攻撃し続け倒すということが難しく、時間がかかります。
さらに大体の敵が硬くスーパーアーマーなのに対し、こちらは攻撃を受けるとすぐ怯み簡単にすっ転ばされるので複数の敵に囲まれるとリンチされることがよくあり、ストレスが溜まりました。
途中から難易度をEasyにしてからは比較的気持ちよく敵を倒すことができ、割と爽快感のあるアクションバトルになったと感じます。
私がヘタクソなだけという感も否めませんが。。
またFF10のスフィア盤のような成長システムも面白くなかったです。
進める方向によって大きく成長タイプが変わるというようなこともなく、強化の中身も強くなった実感が湧きづらい地味なものばかりなので、キャラクターの成長の楽しさを感じ辛いシステムでした。
あと戦闘ではありませんが、スクエニお得意の小さい文字のオシャレ風UIいい加減辞めてください。
メニューも全部英語なの見辛いよ!普通に日本語使って
まとめ
いかがだったでしょうか。
すごい勢いでイマイチなところを書いてしまいましたが、本作は決してつまらないゲームではありません。
というよりゲーム自体の出来はAAAタイトルに相応しくゴージャスで面白いのですが、プレイしていて非常に「ストレスと疲れ」を感じました。
特に日々を忙しく過ごし時間を作ってゲームをしているゲーマーにとってはお勧めできません。
寝る前の貴重な時間にストーリーを少し進めようかなと思っても、面白くないミニゲームをやっているだけで物語が進まないということがザラにあるからです。
ミニゲーム中は時間の浪費感がすごかった。。
しかし本作への強い熱量があり、ガッチリとハマった人にとってはFFシリーズ最高傑作と言っても納得出来る作品になっていると思います。
残念ながら私はあまりハマりませんでしたが最終作も勿論プレイ予定なので、次こそは心の底から楽しめるFF7を期待しています!
ではまた!あすかでした。