先日からプレイしていた『ファタモルガーナの館』のプレイ記録
レビュー書くときに一緒に載せようと思ったけど、予想以上に量が多くなったのでこれはこれで公開。
備忘的な書き殴り記録なので文章が雑なのはご愛嬌
なおネタバレしかないので未プレイで、プレイ予定がある人は見ないでね
The first door
満を持して『ファタモルガーナの館』始める!
ふむふむ、そういう形式で進むのね。早々に理解ですよ(メガネクイッ)。
直近でハンドレッドラインをやっていたこともあり、ただただ読み進めるだけでいいADVが心地よい
スチルが美しくBGMもいいね。

と、ニッコリオタクスマイルでうんうん頷いてたら、1話からヤンデレ妹の激重い話。
メル、一つ一つはそんなに間違った選択をしていないと思うんだけど、泥沼のように悪い方悪い方へ沈んでしまうのが怖い。
白い髪の子、メルを首絞めて殺害しようとした理由が、父が追い出されてそのせいで貧乏になったって……しかも結果的に父の不倫が原因??逆恨みにもほどがあるよ
八方美人はいけないね、みたいな教訓感あったけど、さすがにメルかわいそすぎない???
まさか実の妹にそんな感情持たれてるとは思いもしないだろうし、メルも言ってたけど、どうすれば正解だったのあの展開…..。
ベッドでのネリーが妖艶すぎてちょっとドキッとしてしまったのは内緒

最後、メルがホームレス(白い髪の女の子)に強く当たるのもあの状況なら無理もない
うーん….とにかくメルへの同情しかなく、ネリーの異常性が際立つ後味の悪い結末。
The second door
ケモノの話は面白かった。あまり深読みせず、表面を読み進めていくタイプのゲーマーなので、獣はただの獣人的な存在として読み進めていたから、ユキマサだったのは予想外で驚き。
最初の貿易商人の立ち絵がないのが伏線だったのね。

ケモノが白い髪の女と日々を過ごしながら少しずつ人間に近づいていく描写は、ダーク版美女と野獣のようで良き
オデ・・・ニンゲン・・マモル・・・展開みんな好きだよね(ニッコリ)
あと白い髪の子のビジュ好き好き回。
スチルが美しすぎるカードゲーム

とにかくポーリーンが健気で可哀想だった。明るくて芯強い子タイプなので、応援していたのにあんな終わりひどすぎる(泣)

ユキマサも人間なのかケモノなのかずっと葛藤を続けていたのに、結局はケモノのままでいた方がまだマシで、元からサイコパス人間だったという救いもなにもない結末。
それとも人であろうとしたあの苦悩は記憶を失っているからこそのユキマサの根源的な本心で、昔から自分の異常性を認知していて、苦しんでいたのかな?
だからって赦される所業じゃないけど。
この辺でファタモルガーナの館をだいぶ理解(わか)ってきた。

The third door
うーん、永遠にすれ違いつづける二人。
面白いけど個人的にはイライラすることの多いお話だった。
不満を口にせずに我慢し続けて悲劇のヒロインするキャラってあんまり好きではない。というかむしろ嫌い。
「ハッキリ言えよ!!諦めんなよ!!」って心の中の修造が叫ぶ。

なので白い髪の子は気の毒ではあるんだけど、わりと自業自得なのではと思ってしまった。
マリーアはたしかにわかりやすい悪役だったけど、自分の父と祖父を殺され全てを奪われたのだと考えると動悸としては十分すぎると思う。やり方は陰湿ではあったけどね。
あとわりと最初からこの女嘘くさいな?という謎センサーを感じてた。

ヤコポは不器用すぎる。あれだけ不貞(と思ってる)手紙を見せつけられ続けても、想い続けて最後に謝れるの一途だとも思うけど遅いよ。言葉にしろ。想ってるだけじゃ伝わらない。
最終的に庭に小屋作って監禁するとか、不器用の一言じゃ済まない(怒)

パートナーへの想いは心に思うだけでなく、口に出さないとなにも伝わらないと改めて思った教訓。
これ特に既婚者はわかると思うけど本当に大事。
「ありがとう」と「ごめんなさい」は必ず口に出して伝えよう
The fourth door
今までとはテイストが変わって物語の核心に迫るお話。
クリアしたけど・・・どういうこと???

わたし=白い髪の女、女中=魔女ってのがミスリードで、本当は女中=ジゼルで、わたし=ミシェルってこと?
4thのお話はたしかに綺麗にまとまった美しい結末だったけど、それはまるっきりの嘘で、もっと辛い真実が隠されていて、それがあまりにも辛いからジゼルが記憶改竄したってことでいいのかな?
とりあえず次の章へ

The fifth door
4章とはまったくちがう残酷な真実の扉が開く。
とにかくジゼルの境遇が不憫すぎる(泣)
あとデカすぎる(驚)

村人に拷問されたとき、そのまま胸糞展開突入になるか一瞬肝が冷えたけど、そこまで鬼畜展開にならなくて本当によかった。(よくないが)アメデは消え失せろ。はじけてまざれ
あのクールな女中さんの過去がまさかこんな明るいお茶目な子だったとは….ハァハァはぁはぁ。いわゆるギャップ萌えを久しぶりに堪能
打ち解けたジゼルとミシェルのやり取り大好き。

ジゼルのおっぱいを鷲掴みにしちゃうラッキースケベがあるほどの幸せな日常が続く。永遠に続け
ミシェルがジゼルの髪にバラを挿すシーンと、ミシェル:告白→ジゼル:突き飛ばし→ジゼル:追っかけて告白→ミシェル:そんなつもりなかった→ミシェル:やっぱ告白の流れはADV of the Year受賞です。おめでとうございます。

あとここプレイヤーの97%がデッッッッッ!!って思ったらしい。たぶんね

このままハッピーエンドで終わっても満足だけど?
でも、知ってるもん。これフラグだもん。
…..
……….
…………….ほらね?(涙)

The sixth door
今までのジゼルの足跡を追う。ふむふむ、女中ジゼルの根っこにあるのはお爺ちゃんの教育の賜物だったんだね。
じいちゃんは美女との腹上死と笑われていたが、こんな悲しい事件が起こっていたとは…。
ファタモルガーナの館、登場人物もれなく全員不幸堕ちしてるのほんと辛い。そろそろ救いを下さい。

今までの白い髪の女がミシェルの再生だったと判明。勝手に男は男、女は女だという先入観があったので気づかなかった。
でも、魔女は男側に不幸になってもらいたそうなので、メル、ユキマサ、ヤコポなどの男も転生している説?なにか相当な恨みがあった?
全ての回想が終わり
え、これミシェルが記憶を取り戻してハッピーエンドすか??いいんすか??

記憶を取り戻してキスを迫るジゼル
狼狽えて誤魔化してしまうミシェル
暗転した画面に映るニヤついた顔の私
𝑯𝒂𝒑𝒑𝒚 𝑬𝒏𝒅𝒊𝒏𝒈…
……
……………
……………………….
………………………………….
なわけあるか(怒)
ファタモルガーナの館をなめるな

そして始まる魔女モルガーナの回想。
まず”悲劇”とは何か。”絶望”とは何か。我々はしっかりと分析していかなければならない
ミシェルと同じぐらいの時代感なら800~1000年ぐらい?
いやああああああああもうグロイグロい・・・。まだ9歳の少女を奴隷購入して血を切り取りつづける?
仙水なら即闇堕ちするレベル。ほんとろくでもないなこの世界

ネリーもユキマサもヤコポも大なり小なり異常性があったわけだけど、それも全て魔女の呪いのせいだったと…。やっぱり男連中転生説はあってた。
ー
ー
えっ!!!!!!ミシェル女だったの!?!???
….
……….
…………..
別に良くない?

たかが男が女だったってだけで気持ち悪いはないでしょうよ、ジゼルおいこら。
The seventh door
ついに明かされるミシェルの過去。さて次は一体どんな悲劇が待ち受けているのかしら?(舌なめずり)
なるほど、ミシェルはトランスジェンダーとしての葛藤をずっと抱えていたのか…。

ファタモルガーナの館の初リリース日を調べたら、約13年前の2012年12月31日
多様性が身近なものとなった近年とは大分プレイ感変わりそうだね。リアルタイムでプレイしたかった。
というか最悪の気分で年越しした当時のプレイヤー気の毒すぎて草
ー
ー
エメ登場。ああああああああミシェルの言ってた初恋の相手・兄の婚約者ってそういう…..。本日の悲劇はこちらですね、理解ります(涙)
ファタモルガーナ、ところどころのワードセンスがほんと好き。「私はその甘い声が欲しいがために、自分の弱さを売ったのだ」とか。
あぁぁぁつらいつらい。エメが特別理解あるわけでもない、この時代のごく普通の女性観なのが、仕方ないよなと思いつつ、理解してくれよと願ってしまう…。
ー
ー
はっ??????????????

過去イチの化け物ですやん…….

ミシェルがパースニップ嫌いだった理由、エメの拷問がトラウマだったせいなのか….
エメ、どこかで絶対に地獄に堕ちてくれ
…
……
おい兄さんなにやってんのオイ。村で磔にされる。
なんか全然関係ないけど、ここ最近SNSで毎日起きてる炎上騒動を思い出してしまった。人間って結局根っこは昔から何も変わってないんだな。もちろんこのゲームはフィクションだけど、全く関係ない事象を勝手な思い込みで結びつけて、集団でどんどんヒートアップして最終的に取り返しつかないところまで行っちゃうの。Xでよく見るやつ。
グロすぎてゲロ吐いた。
死んで終わりではなく、死んでからも晒し者にされて苦しみ続けるなんて…..(泣)
どこまで絶望させれば気が済むのかファタモルガーナ
ああよかった・・ジゼルの「気持ち悪い」はモルガーナの見せた幻聴でした。

初めての恋心を粉々に打ち砕かれたミシェルの特級トラウマワードなんだね…。
The last door
まさかの最終章でミシェル&ジゼルのバディもの!?最高すぎ♡♡♡♡♡
今までジゼル視点でもミシェル視点でもずっっっと孤独な戦いだったから、二人で協力して何かを成し遂げようとすることがこんなにも・・・こんなに・・・・・っぐぅぅっ…..(嗚咽)

でも6章後半の魔女の物語を覆すような真実って、正直あの物語を見たあとだと不可能に思うんだけど….。
モルガーナも言ってたけど、どんな事情があろうとも起こったことは事実だし。どうなるんだろ。
3 Days Until Her Death
この時代でもメルは不憫だなぁ。自分ではどうしようもない要因でどんどん悪い方向に転がり落ちてしまう。1st doorのときも言ったけどどうすれば正解だったんだよ感
強いて言えば軽い気持ちで「どしたん話きこか?」ムーブが不味かったのかな。この時代、お人好し、世間知らずということは罪だね。

メルは良くも悪くも普通の感覚を持った弱い人間だからこそ共感できる部分が多い。
たしかに八方に優しいだけの、根っこにあるのは自分本位最低の男という見方もできるけど、大多数の人はそうなんじゃないかな。
そりゃ英雄のようにユキマサに対峙出来て、ネリーもモルガーナも救えれば一番いいだろうけど、ただの凡人でもあるメルには絶対無理だろうし。同じ凡人でもあるわたしはメルに同情してしまうのだ
まぁ百歩譲ってメルは情状酌量の余地あったけど、ユキマサとヤコポはどんな言い訳事情があるのか楽しみですねぇ(ニチャ)
2 Days Until Her Death
ユキマサと接触。名前が出ずに”東洋の男”なのは何か理由あるのかな?
ユキマサと話すときの緊張感えぐい。いつ斬られてもおかしくない。読み進みてる時、リアルに手汗かかされるのすげえや

ん??修道女ポーリーンじゃなくてマリア?マリーアの前世?
領主の名前もヤコポじゃなくてフランソワ???
全然わからなくなってきた。
こういうときに推理するタイプと何も考えずに読み進めるタイプがいると思うけど、私は完全に後者。

持論だけど、開発の仕掛けたトリックって素直に引っかかった方が楽しめると思うんですよね。もちろん推理することが楽しい人もいると思うけど。
マリーアに接触。やっぱ修道女ポーリーンじゃん!
3章でマリーアに根暗と言われてた恨みを思い出すジゼル。それに対するミシェルの感想に100000000000いいねあげちゃう

1 Days Until Her Death
目を覚ますとユキマサに拷問されジゼルは消えていた。
ポーリーン登場によりユキマサあっさり陥落。うーん、この時代のポーリーンは好きじゃないかも…。
ガッツリ関係あったくせにお澄まし顔で大嘘ついてたのが不信感。悪い意味であざとい

ユキマサの過去話へ。半端な理由だったらタダじゃ済まさんぞ。
魔女の呪い関係なく元からこういう人間だったのね。
うーーーーーーん、やっぱだめだ。この二人嫌いかもしれない。ポーリーンは事情知らないから仕方ないかもしれないけれど、このラブコメを見守るにはユキマサの手はあまりにも血で汚れすぎてる。

ポーリーンも結局一目惚れっていう俗っぽい理由だし、それが理由で異常者殺人鬼を助けちゃうってのもなんだかなぁ。
綺麗事しか言わない頭お花畑にしか見えない。
….
…………
…………………….
結局ただの金目当てじゃねえか!!

抗いようのない絶望も、悲劇的なすれ違いも何もなくて、ただ「あの人は本当はいい人なの〜〜」だけだった(怒)
イライラしてたらマリーアがばっさりと一刀両断。


マリーア・・すきだ・・・・
ー
ー
領主の過去話。うんうん、こっちはまだ情状酌量の余地がある。
けど、ヤコポもなぜモルガーナと気づいた後も血を取り続けた???
出自を知られたくない&今更後戻りはできないという点はあるかもしれないけど、それにしてもさ
というかどう考えてもユキマサがモルガーナの腕切り落としたのが悪手すぎるんだよな
モルガーナ、結局亡くなってしまったが、最後の最期で報われた気持ちで逝けたならよかった…(泣)

ー
ー
!!!?!?!???
白い髪の娘はモルガーナの聖女でありたい想いから分裂した存在だった?ミシェルじゃなかったの?ちょっと急展開すぎて感情が追いつかない

つまり、白い髪の娘は自己犠牲精神の塊だったモルガーナの魂から分離した存在だけど、モルガーナがかけた呪いのせいで、再生した3人の男の元に“加害性はないけど、破滅に導く存在”として現れていたってことかな?
たしかに、コレ白い髪の娘がいるから起きてる問題だよなぁとはプレイ中も薄々感じてはいた。なるほどね。
ー
ー
ー
メル、ユキマサ、ヤコポの魂を解放。変に打ち解けてハッピーエンドにならなくてよかった。
あれだけの仕打ちを受けてたら事情があろうが勘違いだろうが到底赦せないよね。
モルガーナの受けた絶望をなめるなよ

ジョルジュと邂逅。やっぱあの絵はジョルジュ兄さんだった。ファタモルガーナ、悲劇と絶望も大好きなんだけど、ギャグノリも結構好きだったりする。

ついにエンディング・・かと思ったら忘れてませんよ、もう一人の兄さん

ラスボス感全開で登場したのにアッサリと和解。
というかエメとかいうボケカスどこいった????あいつ一発シバいておかないと気が済まない
最期、ミシェルの魂の消滅との入れ違いでジゼルと言葉を交わせなかった。切ない(泣)

現代に転生。登場人物たちのその後が描かれるがミシェルだけはその場にいない。切ない(泣)
現代編ってやつでミシェルとの再会を描くのかな〜と思っていたら……
…….
大丈夫
!?
もう待たせはしない
!!?!??
ジゼル
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

1000年にもおよぶ永い時の果て、やっと再会(泣)
永遠(トワ)に幸せであれ…。
ありがとう、ファタモルガーナの館
ゲーム全体の総評と感想は別途記事で書きます。
外伝、現代編も引き続き楽しみます!
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