こんにちは、あすかです!
今回は先日クリアした『ANIMAL WELL(アニマルウェル)』のクリア後の感想及びレビューになります。
まず結論から言うと残念ながら私には全く合わないゲーム性でした。。。
とても評価の高いメトロイドヴァニアとしか知らなかったので結構期待していましたが、その内容はメトロイドヴァニアの面倒くさい(と私が思っている)部分がメインとなっており、個人的にはあまり楽しめなかったです。
私はエンディングの時点でプレイ時間は6時間程度であり、調べてみたらここから更に探索が広がり収集要素もかなりあるみたいなので、全然やり込めていない状態の感想ということをご了承下さい。
あくまで私に合わなかっただけで、好きな人にはかなりハマるタイプのゲームであることは理解出来ます!
あすかの総合評価 | |
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満足度: | |
ストーリー・キャラ | |
世界観・デザイン | |
システム・UI | |
サウンド・BGM | |
グラフィック | |
ボリューム・やりこみ | |
プレイハード | Steam |
クリア時間 | 6時間 |
万人受けするゲームではないことは確かだと思う。。 |
作品概要
メーカー | Bigmode |
発売日 | 2024年5月9日 |
価格 | ¥2,950 |
ジャンル | メトロイドヴァニア・パズルアクション |
対応機種 | Nintendo Switch / | PlayStation®5 / Steam
オレンジのスライムを主人公としたメトロイドヴァニアなパズルアクションゲームです。
ゲームを開始すると何の説明もなくスライムを操作するところから始まり、何をすればいいのか、何処へ行けばいいのかといった目的も何一つ示されないまま、いきなりゲームは始まります。
本作はメトロイドヴァニアというジャンルの中でも探索とパズルがゲームのメイン要素となっており、戦闘要素などは一切ありません。
スライムは移動とジャンプしかできません。無力
こちら側に攻撃手段はないので、基本的には襲ってくる動物から逃げ回りながら各部屋のパズルを解き、マップを探索することがメインになります。
探索は基本的にはどこから進めても問題ありませんが、ある程度進むと何かアイテムを使わないと先へ進めなくなったりするので、その場合は来た道を戻ってまだ行けてないところを探索…という流れをひたすら最後まで繰り返すゲームプレイになっています。
まさにここが私の苦手なところ。。。何故プレイしたし!!
各部屋のパズルを解くためには特定のアイテムが必要となる場合が多く、それらは道中で手に入れることができますが、使い方の説明などはないので手探り状態のままそれらを使いパズルを解いていきます。
パズル自体の難易度はそこまで高くないので少し悩めばクリア出来るようなものが多かったですが、アクション部分では崖ギリギリジャンプやシビアなタイミングの難しいアクション操作を要求されたりもします。
ゲームクリアするための条件なども笑えるぐらい全く何の説明もないので、なんとなく全体マップに表示されている『炎』を4つ手に入れることが目的なのかなと察しながらプレイしていましたがその通りでした。
本当にびっくりするぐらい何も説明ない。そしてBGMもない。
良かったところ
謎めいたダークな世界観
『ANIMAL WELL』。直訳すると「動物の井戸」ですが、その名の通りマップは井戸の中のような暗い雰囲気でたくさんの種類の動物たちが生息しています。
登場する動物たちはスライムに無関心なもの、襲ってくるもの、利用できるものと様々ですが一貫して無機質で無感情という共通点があります。
この無感情な動物たちと暗い井戸の雰囲気は本作ならではの独特な世界観で魅力的でした。
また場所によってはホラーな雰囲気の部屋もあり、思っていたよりも全体的に暗い雰囲気のゲームだったことも印象的です。
謎を自力で解く喜び
本作では何度も言っている通り、基本的にゲーム内では何の説明もありません。
アイテムの使い方やパズルのヒントのようなものも全くないので、全て自身のひらめきで謎を解いてクリアする必要があります。
使用できるアイテムとその場の利用できる動物たちや環境から色々と試行錯誤し、それらが上手く組み合わさって謎が解けた瞬間はアハ体験のような気持ちよさがありました。
250以上のパズルがあるようなので好きな人はたまらないね!
気になったところ
何の説明もないストーリー
まずゲームのストーリーですが概要で述べた通り、何の説明もなく唐突にゲームが始まります。
なぜスライムなのか、なぜ井戸に落ちているのか、炎とはなんなのか等、疑問は尽きませんがそれらの説明は最後まで一切ないままゲームは終わりを迎えました。
いわゆるアイテムのフレーバーテキストから考察するなどの余地もなく全くの謎です。
世界観はアーティスティックで魅力的ですが、流石に考察の余地すらないのはどうかと思いました。
もしかしたら全てをやり込んだ上で判明する事実があるのかもしれませんが、ここでは通常私のような一般ゲーマーがプレイしていることを想定すると、それがあったとしても実質ないようなものだと私は考えます。
仮に上位5%にしか理解できないのならば、それは最早理解できないものなのだ。
シビアな操作を求められるアクション
謎解きパズル自体は易しめの難易度で程よいアハ体験が得られるものが多いですが、アクションはシビアな操作を求められる場面が多々あります。
特に一番気になったところがギリギリジャンプしないと届かない崖が多いことです。
謎は解けているのにギリジャンが上手くいかないせいで何回も落下することは中々のストレスでした。
パズルや探索を重点としたゲーム設計なのであれば、ジャンプのような単純動作でのミスは極力減らすような構造にして欲しかったです。
ゲーム性とは関係ないところでのミスはちょっとね。。
リトライ性が悪く移動時間が長い
本作ではマップが中々の広さがありますが、エンディングまでに使用できるファストトラベルは決まった7箇所間での移動しか出来ません。(*クリア後はどこでもファストトラベルできるようになるらしい)
更にHPが無くなり倒れると最後にセーブしたところまで戻されるのですが、このセーブポイントが全体的に少ないです。
その為、動物にやられたり落下死したりすると現場から離れた場所まで戻されることが多々あり、そこまで戻るだけでも結構な距離を移動する必要があります。
これが私ほんとに苦手で。。。移動のためだけに同じ場所を行ったり来たり何度もさせられます。
アクションで失敗するのはいいとしてもそのリトライ性が悪く、やり直すためにその部屋まで戻るだけでも長い移動時間を要することはキツかったです。
まとめ
いかがだったでしょうか!
世間的にSteamでは「圧倒的に好評」で、名作メトロイドヴァニアとも評されているゲームなので、間違いなく私がこのゲームに合わなかっただけだと思います。。
個人的にメトロイドヴァニアは好きなジャンルと思っていましたが、私はその作品に含まれる戦闘が好きだっただけなのだなと気付かされました。。反省です。
個人的には刺さらなかった作品ですが、進めば進むほど新たな部屋や謎が次々と現れて、止め時がなくクリアまで一気にプレイしてしまった中毒性はありました。
戦闘要素がなく純粋に探索や謎解きに集中することができるゲームとなっているので、メトロイドヴァニアのそういった部分が好きな人は是非プレイしてみては如何でしょうか。
ではまた、あすかでした〜!
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