
こんにちは、あすかです!
今回は『Hades II(ハデス2)』を真エンディングまで到達クリアしたので、感想とレビューになります。
まず初めに感想としては、まさに前作の正統進化と呼ぶにふさわしい出来栄えで、めちゃくちゃ面白かったです!

「ハデスライク」という言葉が生まれるほど、ローグライクアクションとしての完成度の高さは本作でも健在で、「あと1プレイ…もう1プレイ…」とあっという間に2,3時間経ってしまうほどの中毒性がありました。
前作で気になっていたダメージトラップの多さなどの不満点はしっかり改善されており、さらに新武器やマナ(MP)、“降月術”と呼ばれる必殺技システムなど、さまざまな新要素が加わっています。
ゲーム全体のテンポや戦略性はさらに磨かれていて、まさに100点満点の続編と言っても過言ではありません。
唯一の不満点を挙げるなら、このめっちゃくちゃ忙しい時期(ゲーム)に突然正式リリースぶっこんできたことぐらいですねw

一生味するガム!時間さえあれば、永遠に遊んでいられる作品だね。
あすかの総合評価 | |
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満足度:90点 | |
ストーリー・キャラ | |
世界観・デザイン | |
システム・UI | |
サウンド・BGM | |
グラフィック | |
ボリューム・やりこみ | |
プレイハード | Switch2 |
クリア時間 | 25時間 |
作品概要

メーカー | Supergiant Games |
発売日 | 2025年9月26日 |
ジャンル | ローグライクアクション |
対応機種 | Nintendo Switch / Steam |
本作は、2020年に発売された『HADES』の正統続編となります。
ゲームプレイは、死ぬたびに最初からやり直しになる、いわゆるローグライクとなっており、拠点から出発し、無数の敵が待ち受ける小部屋を突破して徐々にビルドを整えながら、最深部に待つボス討伐を目指します。

見下ろし型の2Dアクションで、アクションの難易度は結構高め。
序盤は何度も何度も死に戻りを繰り返すことになりますが、その過程で得た素材を使って恒常的な強化要素を開放していくことができます。

一部屋クリアするごとに功徳と呼ばれる能力を選択していき、徐々にビルドを整えていくスタイルは、昨今ではよく目にするほどメジャーになりました。

ダンジョン構成も進化しており、前作では一本道の構成だったのに対し、今作では地上と冥界の2種類のダンジョンが用意されています。真エンディングを見るためには、それぞれのルートで複数回のクリアが必要です。
そのため、毎回同じプレイを繰り返すのではなく、気分によって挑むルートを変えることで自然と飽きがこない設計になっており、長時間プレイしていてもマンネリを感じることはありませんでした。

前作からの進化ポイント
個人的に一番嬉しかったのは、ダメージトラップが大幅に減った点です。

前作では慣れてくると敵の攻撃よりもトラップによる被弾のほうが多く、せっかく理想的なビルドを組み上げても、トラップを気にしながら慎重に動かざるを得ず、どこか窮屈さが残っていた記憶があります。
しかし、本作ではトラップは一部ステージを除いてほぼ撤廃され、マップを自由に駆け回りながら敵を一掃できるようになり、戦闘の爽快感とテンポが格段に向上しました。

HP回復手段が少なく、なるべく被弾しないことが大事なゲームなので、この点は非常に良くなったと思います。
また今作からマナと呼ばれるMP要素が追加され、よりアクションRPGとしての戦闘の駆け引きが楽しくなりました。
マナは主にΩ技(オメガ技)と呼ばれるチャージ攻撃に使用しますが、強力な分、乱発するとすぐにマナは枯渇します。

マナ回復も功徳によって様々な回復手段があり、功徳によって、攻撃ヒット時に回復したり、一定時間立ち止まることで回復したりといった多彩な手段があり、どの功徳を選ぶかでプレイスタイルが大きく変化します。
武器面も大幅にパワーアップし、前作と同様に6種類の武器が登場しますが、今作ではさらに態と呼ばれる進化形態が加わりました。

各武器に2種類の態形態が用意されており、それぞれ性能やモーション、特殊スキルが異なります。
つまり、実質6×3=18種類もの武器バリエーションが存在し、ほぼ毎回違ったプレイ体験を味わえるのは非常に面白かったです。
その他にも功徳に属性(火・水など)の概念がついたり、様々な拠点のアップグレード要素があったり、と前作からは大幅にやれることが増えています(書くのがめんどくさくなってきた)
圧倒的に爽快感のある戦闘とビルド構築の面白さ
ハデスといえば、やはり圧倒的な爽快感のあるハイスピードな戦闘が最大の魅力ですね。
前作ハデスの大ヒット以降、「ハデスライク」なゲームが数多く登場し、いくつか触ったこともありますが、やはり本家の完成度は別格に思えます。
ハデス2やっぱ気持ち良いしおもろいな〜。武器も性能が変わる要素出てきたし、この時期がじゃなければずっと遊べるぐらい中毒性ある pic.twitter.com/Gdw4WOy4fL
— あすか@ゲームブログ (@dokutsu_mamuru) October 7, 2025
敵をなぎ倒すテンポ感、操作の気持ちよさ、そしてビルドが噛み合った時の爆発的な快感は脳汁が溢れます。
ある程度ビルドが整ってからの戦闘は、ボタンをガチャガチャ押しているだけでも敵が次々と吹き飛び、そのリズム感と手応えはまるで無双シリーズをプレイしているかのような心地よさです。
ビルド構築の要素も大きく進化し、前作で登場した神々に加え、今作から新たに、アポロンやヘスティアなどの新神も追加され、ビルドの多様性は更に大きく広がりました。

少し功徳の選択を変えるだけでプレイ感覚がガラリと変わるため、毎回まったく違うビルドになるのは本当に楽しいです。
1プレイも20〜30分とお手軽で、時間が空くとついつい手にしちゃいます。
好きな功徳ベスト3

ここで突然ですが、わたしの好きな功徳ベスト3を発表します!
エンディングまでの25時間プレイした中で、優先的に取得していた功徳たちです。
3位:ヘルメス

前作でも登場していたヘルメス。前作より少し腹立つ顔になりました。(なにピースしとんねん)
通常攻撃、特殊攻撃の速度アップや、回避率の上昇など、どんなビルドでも活躍できる万能的な功徳が多く、取得する機会は多かったです。

特に一番便利だった功徳が「狙いがたき標的」。
大半の敵弾の飛翔速度が遅くなる(40%前後)という効果で、被弾を1回でも減らしたい本作において、敵弾幕の速度が遅くなる効果は絶大で、プレイがかなり安定しました。
2位:デメテル

こちらも前作から登場しているデメテルおばさん。
凍結はやっぱ単純につよつよですね。攻撃当てただけで敵が2秒フリーズするので、これを魔陣弾や特殊攻撃につければ、大半の雑魚敵は攻撃する間も与えずに一方的に撃破できます。

また、マナ回復効果も、その場に立ち止まるだけでほぼ一瞬で全回復できるので、マナ回復系功徳の中では一番お気に入りでした。
1位:ヘパイストス

栄光の第一位は、新登場した鍛治おじさん。ヘパイストス is GOD。いやみんなGODだけど(爆)
これはプレイした人なら即理解できるはず。通常攻撃、特殊攻撃に追加ダメ(400,500)を付与するというシンプル is 最強な功徳です。

これを入手し、功徳レベルを上げまくって5,6秒でリチャージできるようになれば、数秒おきに攻撃→逃げを繰り返すだけで全員倒せます。
ヘパイストスの他の功徳はそうでもないですが、上記の功徳を狙うという意味で、出現したら毎回ヘパイストス選択していました。発動エフェクト+大ダメージな演出も気持ちいいですね。
???位:ゼウス

どうしたお前。弱すぎる
いや、私の使い方が悪いだけかもだけど、雷ダメージが他と比べると脆弱すぎて役に立っている感を全然感じなかった。雷電も発動までにラグがあり、全然気持ちよくない。

マナ回復もフィールドに出現する玉をわざわざ取りにいかなくてはならず、めんどくさい。
神といえばゼウス、ゼウスといえば神と言えるほどの存在感のはずなのに、ほとんど選ばれなかった悲しき神。

以上、唐突な功徳ランキングでした。
ストーリーとビジュアル面も
ストーリーに全く触れていませんでしたが、今作の主人公はメリノエという女の子。
前作主人公ザグレウスの実の妹にあたるキャラクターで、今回は彼女が家族をバラバラにしたクロノスへの復讐を誓う物語が展開されます。

前作がどちらかというと「家出息子の奔走劇」という軽めのテーマだったのに対し、今作はよりドラマチックで明確な目的をもった筋立てになっており、分かりやすい物語になっています。
ビジュアル面でも美しく描き直された神々が再登場するのはもちろん、新キャラたちも個性豊かで見応えがあります。

ネクタルを贈って親密度を上げることでアクセサリーを貰えるなど、前作にもあったアドベンチャー的な交流要素も楽しめます。

会話テキストの量は相変わらず膨大で、ローカライズのクオリティも高く読み応えはかなりありますが、私はハデスにはアクションゲームとしての要素しか求めていないのでほぼ読み飛ばしてしまいました。正直すまん。
まとめ

いかがだったでしょうか!
いやぁ、基盤となるゲームプレイは大きく変わっていないので飽きは早いかなとも思いましたが、蓋を開けてみれば、気づけば時間が溶けている中毒性は健在でしたね。

冒頭でもちょっと言いましたが、唯一の欠点がこのクソ忙しい時期にリリースしたことなんですよ。。。
9月初頭から恐ろしいほどに、話題の新作ゲームラッシュが続いており、そんな中で突然「2週間後に正式リリースします☆」とぶっ込んできたのは、喜び通りこしてちょっとイラつきました
メタスコアでも94点とかなりの高評価を叩き出しており、GOTYになってもおかしくないレベルの出来なんですが、日本ではびっくりするぐらい話題になっていません。
というのも、ちょうど同時期に『サイレントヒルf』や『ゴーストオブヨウテイ』といった話題作が並ぶタイミングで完全に埋もれてしまったんですよね。
もちろん正式リリースしてくれたこと自体は嬉しいし、期待以上に面白いんですけど、ネットのみんなで盛り上がるという意味では完全に失敗しています。
次作や別の新作を出すなら、もう少しその国のゲーム市場の動向みてリリースしてくれないかな…。という個人的な愚痴で本記事はおしまい。

ではまた!あすかでした〜!
おまけ
今回の記事で生成したあすかちゃん。何も言えねぇ

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