こんにちは、あすかです。
今回は先日クリアした『ボウと月夜の碧い花』をクリアした感想及びレビューになります。
その可愛らしいグラフィックと2Dアクションの見た目から「和風ホロウナイトやん!」と私を含め多くの人が感じたと思いますが、その印象は概ね正しかったです。
しかしただのホロウナイトのパクリなんてことはなく本作ならではの個性もあり、差別化は出来ていました。
何回も死んで覚えるような高難易度かつ、アクションの手触りやレスポンスも非常に良いので、2D横スクロールアクション好きならまず間違いなく面白いと思えるような作品となっていました。
ボリュームも長過ぎず短過ぎず、ちょうどよかったです。
あすかの総合評価 | |
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満足度: | |
ストーリー・キャラ | |
世界観・デザイン | |
システム・UI | |
サウンド・BGM | |
グラフィック | |
ボリューム・やりこみ | |
プレイハード | Switch |
難易度・クリア時間 | やや難しい・17時間 |
お手軽良質な横スク2Dアクション! |
作品概要
メーカー | Humble Games / Squid Shock Studios |
発売日 | 2024年7月18日 |
価格 | ¥2,970 |
ジャンル | 探索型2D和風アクション |
対応機種 | Nintendo Switch / | PlayStation®5 / Xbox Series X|S / Steam
タイのインディーゲームスタジオである「Squid Shock Studios」が開発した2D横スクロールアクションです。
海外産のインディーゲームでありながら日本の神話や妖怪がテーマになっており、我々日本人こそがターゲットのゲームでもあります。
これは開発のアートデザインを務める方の母親が日本人で、子どものころからアニメや漫画,言葉,風習といったものに触れる機会が多かったためとインタビューで答えられています。
こう聞くと一気に親しみが湧きますね!
基本動作は攻撃、ジャンプ、ダッシュ、空中ダッシュですが、ストーリーを進める中で新たな能力を獲得して行けるところが広がっていくスタイルです。(いわゆるメトロイドヴァニア)
本作の2Dアクションとしての一番の特徴は空中が主戦場となっていることです。
どういうことかというと空中で敵やオブジェを叩くともう一度ジャンプやダッシュができるという仕様になっており、この動作を軸にステージを進めていくことになります。
道中も空中ジャンプを活かしたステージが多く、ボス戦もほぼ空中戦がメインになっています。
最初は思うように操作が出来ずに苦戦すると思いますが、慣れてくれば自由自在に空中を駆け回ることが出来るので、とても爽快感のあるプレイができました。
またアクセサリーとして装備できる『御守り』や、特殊スキルとして使用できる付け替え可能な『だるま』など、ロールプレイング要素もしっかりとあります。
収集装備は探索のやり甲斐があるな!
良かったところ
和風の世界観とキャラクターたち
美しい和の世界観は日本人こそプレイするべき美しい情景が広がっています。
物語で登場するキャラクターや敵も日本の神話や妖怪をモチーフにしており、一度は聞いたことのある名前ばかりです。
またこういった類のゲームでは個人的にストーリーは二の次だったりしますが、本作は意外と読み物が多くストーリー自体も中々面白かったです。
ローカライズも丁寧にされており、ちゃんと雰囲気ある話し方をしてくれます。
歯応えのあるアスレチック要素
本作は敵が強いというよりはアスレチック要素が難しいゲームになっていました。
下の動画を見て頂ければ分かるように、一ミスで即死するようなギミックが比較的多いです。
『ボウと月夜の碧い花』買ったのでやってるぞ〜🦊🌕
— あすか@ゲーム (@dokutsu_mamuru) July 18, 2024
操作はかなり直感的に動かせて、空中をびゅんびゅん跳び回れるのはホロウナイトよりもoriみたいな気持ち良さが近いかも!
動画のとこ10回ぐらい死んだ😂w pic.twitter.com/mf3hP2psVr
慣れるまでは何回も死んでしまいますが、死んでもすぐにやり直すことが出来るのでストレスはあまり感じません。
道中だけでなくボス戦でもアスレチック要素があり、様々なギミックを使用したボス戦は常に新鮮で最後まで飽きずに楽しめました。
ボス戦ではそのエリアで習得した操作を駆使する感じだな
また概要でも述べたように操作のレスポンスも非常に良いので、失敗して死ぬ時は誤動作や理不尽な敵の攻撃などではなく、単純に自分の操作ミスの場合がほとんどでした。
そのためゲームをしていてとにかくストレスが少なく、プレイを続けるうちに確実にプレイスキルが上達していく感覚を味わえます。
終盤は自分のプレイの上手さに思わずニヤリ。。
ユーザーフレンドリーなシステム
プレイを始めて結構驚いたのが本作は死んでもなんのペナルティもありません。
いわゆるソウルのようなものを落として経験値やお金を失うみたいなこともないので、死んでも単純にセーブポイントからやり直すだけになっています。
さらに道中で解いた仕掛けやショートカットは全てそのままの状態になっているため、失敗し続けていても着実に前には進めることが出来ます。
これは本当に助かった!!同じことを何度もしなくて済みます。
他にもゲームオプションから動作全体を遅くさせたり、究極は無敵モードもあるので、どんなにアクションが苦手な人でもクリアできるようになっています。
気になったところ
終盤に過激化する即死ギミックの数々
アスレチック要素は楽しいですが、終盤のエリアは高難易度のアスレチックが頻出します。
加えて長いアスレチックの途中で死ぬと最初から戻されてしまうことも多く、アクションが苦手な人は結構キツいのではと思いました。
上記の画像のようなトゲトゲは触れるとダメージを受けて大体アスレチックのスタート地点まで戻されてしまうので、敵にダメージを受けてやられるよりも道中のアスレチックで苦戦する人の方が多いのではないでしょうか。
ハイスピードかつ精密な操作を要求されるステージもあったりするので、逆にアクションに自信のある人はとても楽しめると思います。
一部戦闘でカメラが引きすぎて見辛い
一部の戦闘で画面が引きすぎるあまり、主人公ボウが小さくなってしまい非常に見辛いことがありました。
ただでさえボウは小さく素早く動くのに、ここまで引きでプレイさせられると自分がどこにいるか分からないままダメージ受けることがあり若干の理不尽さを感じました。
ここまで遠い戦闘は数える程しかないですけどね。
文字が小さい
セリフや読み物が多くそれらは読み応えはありますが、全体的に文字が小さくて読みづらいです。
これはアップデートで真っ先に修正してほしいところですね。
まとめ
いかがだったでしょうか!
ホロウナイトみたいで面白そうだな〜と買った本作ですが、期待通りに楽しめました!
ただし期待を超える驚きは少なく、ホロウナイトやoriなどの名作2Dアクションの良いところを綺麗にまとめてきたなという感じですね。
致命的な欠点も特にない堅実なゲームだったので、プレイ前に想像しているような楽しさや面白さは間違いなく与えてくれる作品だと思います。
値段もボリュームもお手頃なので、ホロウナイト-シルクソング-が発売されずにやきもきしている人は是非プレイしてみては如何でしょうか。
ではまた、あすかでした!
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