こんにちは、あすかです。
先日『Stellar Blade』をクリアしたので本日は感想(レビュー)になります。
始めに感想としてはめちゃくちゃ面白かったです!
個人的には今年発売したゲームの中でも一番好きになったと言っても過言ではありません。
爽快感溢れるアクション、魅力的なキャラクター、豊富な衣装、秀逸なBGMと、どこをとっても隙がなく、2024年のGOTY候補は間違い無いと思います。
プレイ前はビジュアルに特化したよくあるアクションゲームで、良くも悪くもゲーム自体は無難な出来なのかなと思っていましたが、いい意味で大きく期待を裏切られた作品になりました。
大好評のため、DLC及び続編の開発がすでに決定しています🎵
あすかの総合評価 | |
---|---|
満足度: | |
ストーリー・キャラ | |
世界観・デザイン | |
システム・UI | |
サウンド・BGM | |
グラフィック | |
ボリューム・やりこみ | |
プレイハード | PS5 |
難易度・クリア時間 | やや難しい・30時間 |
PS5を持っているなら絶対にプレイする価値アリ!! |
作品概要
メーカー | SHIFT UP |
発売日 | 2024年4月26日 |
価格 | ¥8,980 |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
対応機種 | PlayStation®5 |
韓国のゲーム会社『SHIFT UP』が手掛けるハイスピードアクションゲームです。SHIFT UPといえば『勝利の女神:NIKKE』が背中(尻)で語るゲームとして有名ですね。
コンシューマ向けのゲームとしては本作が初挑戦とのことですが、初めてとは思えないほどゲームとしての完成度が非常に高かったです。
開発者が公式インタビューで『ニーアオートマタ』や『ベヨネッタ』、『SEKIRO』など数多くのゲームに影響を受けたと答えている通り、色々な名作アクションを上手く混ぜ合わせたような作品になっています。
パクリではなくオマージュ(元作品への敬意)をちゃんと感じます。
ざっくりとしたストーリーは以下のようなもの。
地球は未知の凶悪なクリーチャーに占領され、地上は荒廃し残された僅かな人類は宇宙コロニーへと押しやられている。
敵対勢力ネイティブによって壊滅した地球を取り戻し、人類を救う使命を果たすため、コロニーの部隊に所属するイヴは、荒れ果てた地上へと降り立つ。
彼女は立ちはだかるネイティブを駆逐し、人類の文明の跡を巡る。そして隠された真実のピースをつなぎ合わせ、この任務が一筋縄ではいかないことに気づく。その行く手には、幾重もの困難が待ち受けていた……。
Stellar Blade公式:https://www.playstation.com/ja-jp/games/stellar-blade/
SF物としては割と定番ですね。分かり易いストーリーでした。
アクションゲームとしての難易度は高めですが、ノーマルモードでプレイする分には死にゲーというほどではありませんでした。
雑魚戦ではよっぽど大勢の敵に囲まれなければ基本的に死ぬことは少ないとは思います。
ボス戦では何度かやられたりしますが、デスペナルティは一切ありません。更に死んでも一度だけその場で生き返れる消費アイテムも安値で購入し放題なので、割とゴリ押しも可能です。
難易度は高くともストレスを感じにくい仕様です!
ソウルライクのように何時間もかけて強敵を倒す達成感を味わうというよりは、DMCシリーズやベヨネッタシリーズのようにハイスピードでカッコいい剣戟を楽しむアクションとしての魅力が大きいですね。
韓国発のアクションゲームとしては昨年発売された『Lise of P』も記憶に新しいですが、最近は中韓メーカーがメキメキと頭角を現してきているので今後の作品も非常に楽しみですね!
黒神話:悟空や百面千相も期待できそうです!
良かったところ
爽快感溢れるハイスピードアクション
アクションは非常にスタイリッシュで操作していてとても気持ちが良かったです。
強攻撃や回避、パリィなどのいわゆるソウルアクションの基本は一通り揃っており、ジャストガードやジャスト回避などもありますが判定がそこまで厳しくないので気持ちよく決まります。
パリィ後にできるカウンター行動や、アクションスキルが決まると自分がアクション映画さながらのすごい上手いプレイをしている気持ちにさせてくれます。
演出やエフェクトもド派手で映画のようなカットも多いので没入感溢れる体験ができました。
ボス戦のフィニッシュムーヴは何度見ても見応えあります!
ポストアポカリプスな世界観、豊富なサブクエスト
ポストアポカリプスな世界観もとても良かったです。
舞台となる地球は人類が滅んで久しく、かつての文明の影が見える程度です。個人的な性癖でもありますがこういう昔人々が暮らしていた名残って物凄くグッとくるんですよね。
洞窟の中から急に超ハイテクな施設が出てきたり。たまりません!
ボロボロになってしまった施設や建物の跡から当時の生活などを想像すると、とてもエモい感情になり探索も捗ります。
サブクエストも豊富に用意されていますが、これらもクエストを通して世界観の解像度を高めてくれます。
中には〇〇を何匹倒してこいのような定番のお使いクエもありますが、ほとんどはちゃんとストーリーが用意されており、そこで手に入る文章や記録はかつての人類の名残が垣間見えます。
クエストの受託は自由ですが、クエスト内やクリア報酬で手に入る衣装もあるので俄然やる気が出ます。
私はサブクエストは全てクリアしました‼︎
魅力的なキャラクターに豊富なキャラ衣装
何と言っても本作の主人公イヴが非常に魅力的です。
発売前はその過激な衣装からポリコレ界隈の槍玉にも挙げられ一悶着ありました。結局それらの抗議はほとんど無視されたまま発売を迎えましたが、結果的には大成功を収めてますね。
個人的にはアニメやゲームなどのエンタメにおけるポリコレ界隈の声は全て無視していいと思っているので、業界の圧力に屈せずに発売してくれた SHIFT UPには感謝の念に堪えません。
ありがとう、SHIFT UP!次回作も絶対買って応援するよ!!
特に本作の場合は主人公が魅力的だと衣装やアクセサリーを取得するためのモチベがめちゃくちゃ上がります。
これがもし見た目がパッとしない主人公だったらここまでモチベは上がらず、探索などもそこまでやる気が起きずにスルーしていたかもしれません。
衣装(コスチューム)の数は色違いも含めると70着以上もあり、しかもそれら全てが無料でゲーム内で手に入ります。日本のメーカーだと追加衣装をDLCとして確実にコンテンツ化していたと思うので、こういうところは日本メーカーも見習ってほしいですね。
また主人公イヴだけではなく、他に登場するキャラクター達も人間と機械が融合しているような「The.SF」然とした見た目のキャラが多いので、SF好きな私としてはドストライクでした。
ボーカル付きの良質な音楽
音楽も全体的に素晴らしい出来でした。
ニーアオートマタのような女性ボーカルの切ない曲が多く、世界観とも非常にマッチしていました。
実際にニーアの音楽を手掛けた『MONACA』スタジオから楽曲提供もされています!
またKPOPを聴いたことある人なら共感してもらえると思いますが、KPOP特有の謎の中毒性がある曲も多いです。KPOPって一度聴くと耳に残る曲が多いですよね。
サントラ出たら絶対買います!
苦手な人はマイナスポイントかも
ホラーやグロ耐性ない人は若干キツい
本作は基本的に攻撃をカキンカキンと弾き、スタイリッシュに敵をバサバサ切り倒していくゲームですが、ストーリーを進める中で剣が使用できなくなるホラー要素強目のパートがあります。
ホラーパートでは銃しか使用出来ず、雰囲気は完全にバイオハザードシリーズのようです。しかもこのパートではジャンプスケアが多用されているので、苦手な人は結構きついと思います。
物陰から飛び出してくる率高すぎぃ。。しんどかった
幸いパートとしてはそれほど長くはありませんが、私もホラーが苦手なのでプレイ中は先を進みたくなくなる程ビビり散らかしていました。
また敵が全体的にかなりグロテスクな造形をしているので、これも苦手な人は辛いかもしれませんね。他にも人型のキャラが腕を切り飛ばされて断面が見えたりするグロいシーンも結構あったので耐性ない人はキツいと思います。
グロテスクなモンスターなら大好物です(笑)
まとめ
いかがだったでしょうか!
プレイ前は正直そこまで期待していませんでしたが個人的今年のGOTY候補になりました!初めてのコンシューマ向けゲームでこの完成度は本当に驚きでしかないです。
ベタベタのベタ褒めでしたが、細かいところでは会話のスキップやインタラクトが微妙にやり辛かったり、ミニマップがなかったりと不便な点もなくはないですが、それらを補って余りあるほど面白いゲームでした。
SHIFT UPは「AAA都市型SFアクションRPG」とされる新規IP「Project Witches」の存在と、『ステラーブレイド』の続編及びPC移植版の開発を検討していることを公式に明かしているので、今後も大注目ですね!
PS5を持っているなら是非是非プレイをオススメしたい一作です。
ではまた。あすかでした〜!