こんにちは、あすかです!
先日、ヤドカリソウルライクとして話題になっていた『Another Crab’s Treasure(アナザークラブズトレジャー)』をクリアしました。
始めに感想としてはしっかりとソウルライクしていて普通に面白かったです!
プレイ前はビジュアルから若干ネタゲー寄りかなとも勝手に思っていました。
しかし蓋を開けてみると想像以上に丁寧に作られており、高難易度で歯応えのある戦闘はいちソウルライクアクションゲームとしても完成度の高い作品でしたね!
すぐに使用できるファストトラベルや死んでもボス戦目の前でリスポーンできたりとシステム面でも快適に作られており、死にゲーとしてのストレスをあまり感じることなく最後まで楽しんでクリアすることが出来ました。
アクション好きならオススメできる良ゲーとなっています🎵
あすかの総合評価 | |
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満足度: | |
ストーリー・キャラ | |
世界観・デザイン | |
システム・UI | |
サウンド・BGM | |
グラフィック | |
ボリューム・やりこみ | |
ハード・クリア時間 | PS5・15時間 |
サクッとソウルライクアクションを楽しみたいならオススメ! |
作品概要
メーカー | Aggro Crab Games |
配信日 | 2024年4月25日 |
価格 | ¥3,280 |
ジャンル | ソウルライクアクション |
対応機種 | Nintendo Switch / Xbox Game Pass / Xbox Series X|S / Xbox One | PlayStation®5 / Steam
小さなヤドカリの少年『クリル』を主人公とした本格ソウルライクなアクションゲームです。
その可愛らしい見た目やデザインとは裏腹に高難易度のアクションになっており戦闘は非常に歯応えがあって楽しめます。
武器は固定ですが盾にあたる『シェル』に非常に沢山の種類があり、このシェルを自由自在に付け替えながら進めていく冒険は新鮮で面白いシステムでした。
被るシェルによって動作やスキルが変わります!
マップは全体としてはそこまで広くなくオープンワールドではありません。複数のエリアが用意されており、それぞれのエリアは繋がっていますがエリアを移動するとロードが入り別マップとなります。
それぞれのエリアは箱庭型で基本的にボスまでの道のりは一本道です。道中では脇道に逸れてアイテム探索をしたりショートカットを起動させたりしながら冒険を進めていくことになります。
箱庭ステージクリア型に近く、初代ダークソウルのようなイメージ
良かったところ
丁寧に作られたソウルライクアクション
ファンシーな見た目ですが、システムはソウルライクの基本をしっかりと抑えています。
・通常攻撃、スキル、ステップ回避、ガード、パリィ、ロックオン、エスト回復など
・倒れた時の復活ポイントとなるムーンカタツムリのシェル(篝火)
・マイクロプラスチック(ソウル)を使用し、レベルアップや道具を購入する
・死ぬとその場にマイクロプラスチックを落とし回収すれば取り戻せる
・道中の雑魚敵でも囲まれるとあっという間にやられる
・何度も死んで行動パターンを覚える難易度の高いボス戦
経験者はすぐに馴染めると思います。
そんな本作のソウルライクとしての個性ですが、多彩な『シェル』を付け替えていくシステムにあります。
シェルにはそれぞれ防御力、重さ、耐久力、スキルが設定されており、状況や場面に応じて付け替えながら進めていきます。
新しい殻はとりあえず一度は試します!
シェルはフィールドやボス戦場のそこら中に落ちているので、一つを大事に使うのではなく使い捨て感覚で付け替えます。
ボス戦では戦闘中に何度もシェルを壊されるので壊されては落ちているシェルを被りの繰り返しで戦うことになります。
ビジュアルも非常に個性的なのでシェルを付け替えるだけでも楽しめます。
またボス戦はパリィが重要になっています。敵キャラには体幹ゲージのようなものがあり、攻撃を与えたりパリィで弾いたりするとゲージが溜まっていきます。満タン状態で溜め攻撃やパリィをするとダウンを取れます。
ダウンした敵に致命の一撃をとれるスキルもあるぞ!
パリィと聞くと苦手な人もいるかもしれませんが本作のガードである殻被りは全方位ガードです。
パリィ判定も甘めでいやらしいディレイ攻撃をしてくる敵も少ないのでアクションが苦手な人でもパリィは容易だと思います。
ノンストレスで快適なシステム
篝火に当たるムーンカタツムリのシェルですがエリア内に多く点在しており、序盤からすぐシェル間でファストトラベルができます。
他にもスタミナという概念がなくフィールドでは常にダッシュ移動が出来るので、移動に関してのストレスはほぼありません。
またソウルライクな作品ではボス戦で何度もやられることになりますが、繰り返しやられるのにいちいち復活ポイントからボスまで移動するのは作品によってはかなり面倒になります。
ボスまでの道のりが長いとそれだけで大変ですよね。
しかし本作ではボス戦で死亡するとボスの目の前で復活できます。そのため倒れてもすぐに再戦することができるので、ボスにやられてもストレスを全く感じませんでした。
他にもどうしてもクリアできない人向けにアシストモードというものも用意されています。
どれだけやってもクリアできない場合は最悪ここを設定すればクリアできると思うのでアクションが苦手な人でも大丈夫です。
個性豊かなキャラクターたち
キャラクターは総じて愛らしい見た目をしています。特に主人公のクリルくんはお気に入りです。
思わず写真撮っちゃいます!
キャラ同士の毒があるコミカルな会話はクスリと笑えますし、大真面目な顔で海洋汚染について語っていたりしてもそれはそれで見た目とのギャップでなんか笑ってしまいます。
敵キャラクターもエビがケンタウロスのような形状をしていたり、人間の道具を体に括り付けて利用していたりとそれぞれ個性が強くありビジュアル面でも楽しめました。
イマイチだったところ
ローカライズが明らかに機械翻訳
ソウルライクアクションとして全体的に完成度の高い本作ですが、翻訳はお世辞にも誉められたものではありません。何となく言ってることは伝わりますが、すぐに理解できないので地味にストレスが溜まります。
そのためストーリー全体もイマイチ理解しづらく主人公が泣き叫びながら敵に向かう熱い場面などもありましたが、正直全く感情移入できなかったです。
最後までテーマがよく分からず・・・?
見れる範囲の狭いマップ機能
エリアが箱庭型と紹介しましたがそれなりに広さはあります。しかしマップ機能が何故か自分を中心とした狭い範囲内しか表示されないので次の目的地が分かりづらかったです。
次の目的地は北へ行けとか東へ行けと指示してくるので、基本はそれに沿って移動すれば目的地に到着できますが、それにしてもマップが自由に見れないと寄り道もしづらく不便でした。
ミニマップやダンジョンマップなどもなかったです。
稀に発生する処理落ち
私はPS5でプレイしていましたが稀に処理落ちしてガクガクになることがありました。
戦闘中に発生してラグで死ぬようなことはありませんでしたが、エリア内の特定の境界線を跨ぐとマップをローディングしてフリーズしているようです。10秒ぐらい待てば元に戻りますが不便ですね。
ゲーム自体がエラー落ちすることは一度もありませんでした!
PS5でプレイしていてこれだったのでSwitch版だとよりカクつきやフリーズは頻発するかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか!
ヤドカリソウルライクとして発売前から話題になっていましたが、非常に楽しめました!
海外インディーゲームならではのローカライズへの不満はありましたが、全体的に完成度が高くバグらしいバグにも遭遇しなかったので安心して楽しめると思います。(PS5版)
お値段も手に取りやすい価格となっているので、お手軽にソウルライクを楽しみたいという方には非常にオススメできる一作です。定期的にソウル成分を取り入れたい私は個人的に大満足でした!
これで満を辞して6月のエルデンリングDLCを待とうと思います。
ではまた!あすかでした〜!